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【グロリア2016本選優勝】BigYT[VGC2016]

ポケモン

│2016.11.17

【グロリア2016本選優勝】BigYT[VGC2016]

成績
ポケモンラウンジ AMALGAME 大阪 優勝
バトルロードグロリア2016全国大会 優勝

皆さんこんにちは、YTです。今回は3月末からずっと使い続けてきたパーティについて紹介します。

私のこのルールに対する基本的な考え方は下記に挙げる記事を読んでいただければご理解頂けるものだと思います(8月の記事なので少し古いですが)。

家でWCS2016観戦を楽しむ為の解説 ① / /

構築経緯

このパーティを作る際にまず最初に意識したことが当時隆盛を極めていたBIG6に優位を取りつつ、ジャパンカップを意識して如何なるパーティと当たっても勝てることです。

まずBIG6に優位を取るには、ドーブルを含む先発に対して絶対有利を取れる先発を出す必要があります。なぜならドーブルの処理が1ターン遅れる度にドーブルの『ムラっけ』で自分にとって都合が悪い事が起こる可能性が上がるからです。

ここで僕が求める条件が
・1ターン目にドーブルが『ムラっけ』で回避を上げない限り、開始2ターン以内に必ずドーブルを処理できる
・ゼルネアスが「ジオコントロール」をしても問題なく戦える、または「ジオコントロール」自体をさせない
・仮に相手が別の選出をしても問題なく戦える
でした。

上記の条件をもっと詳しく言い換えると
・補助技で対策をしても「トリックガード」や「メンタルハーブ」などで裏目に出る可能性があるので攻撃技による対策が望ましい
(一応「くろいきり」クロバット+メガゲンガーの組み合わせならドーブル+ゼルネアスには勝てるが、例えばファイアローを含んだ先発に対して何もできないのでこれも条件には合致しない)
・1ターン目にドーブルが『ムラっけ』で如何なる能力を上げても問題なく2ターン目にドーブルを処理でき、それはドーブルが如何なる技構成であっても問題ない先発を用意しなければならない
・上記を全て満たした上で相手の全ての選出に対して五分以上を取れるような先発でなければならない
となります。

まず、2つ目の理由によって2ターン目に素早さ279(素早さが2段階上がったドーブルを抜ける)以上のポケモンを用意することが必須となります。これに加えて「ジオコントロール」後のゼルネアスの攻撃で瞬殺されないことから、こちらもゼルネアスを採用することになりました。

さらに、1ターン目にドーブルが「ねこだまし」などをしたり、2ターン目に「ワイドガード」や「このゆびとまれ」をしても問題なく戦えるように「ねこだまし」と「フェイント」を両方覚えられ、相手がどんな選択を取っても少なくとも不利にはならないように「ジオコントロール」後のゼルネアスの「マジカルシャイン」は耐えられるポケモンが必要になりました。

この過程でベテさんから今年世界大会ベスト4のYoshiがYoutubeでチョッキライチュウを使っていることを教えてもらったので、同じく上記の条件を満たせるチョッキゴウカザルと比較した結果、ファイアローやボーマンダに対する耐性の差、そして如何なる先発に対しても最低限の対応ができる「ほっぺすりすり」を覚えることからライチュウが採用されることになりました。
これでBIG6に対する基本先発「ライチュウ+ゼルネアス」は決まりました。

https://youtu.be/bixx7a6su34
Yoshiが「とつげきチョッキ」ライチュウを使用した対戦動画。

次に後発としては倒せなかったゼルネアスを処理し、また相手の「おいかぜ」などに対しての切り返し、ファイアローの「ブレイブバード」を「ファストガード」で防ぐ必要性からファイアローがまず採用されました。

そしてここまで比較的厳し目のガルーラやグラードンに対して、万が一先発に出てきてしまっても負け確定にならないように、『いかく』をしつつ地面技を無効にできるポケモンが必要だったのでボーマンダが採用されました。
これでBIG6に対する基本選出は「先発ライチュウ+ゼルネアス、後発ファイアロー+ボーマンダ」になりました。この時点でまだ1体禁止伝説を採用することができます。

その中でグラードンを採用した理由は、天候に関係なくゼルネアスに強い鋼タイプを処理できるポケモンが欲しかったことと、相手のカイオーガ(「こだわりスカーフ」)に無条件で水技を連打されることを防ぎたかったからです。

では相手のグラードンは大丈夫なのかという話ですが、物理グラードンに対してはボーマンダが強い、特殊グラードンはカイオーガの「こんげんのはどう」に相当する技が無いので、先にHPを削ってしまえば脅威にはならないと判断しました。

最後の1枠として必要になったのは、相手のドータクンが入ったトリックルーム構築への対策枠です。ドータクンは『ふゆう』という特性を持っていることもあってグラードンで倒すことによる対策はできません。その為、別の枠で改めて対策する必要がありました。

この最後の枠は古い順からトゲキッス→ズルズキン→モロバレルへと遷移していきました。

トゲキッスの素早さは80に設定しており、これにより相手のクレセリアやグラードン、カイオーガに対してトリックルーム下で確実に「アンコール」や「エアスラッシュ」を入れることができるようになり、味方のゼルネアスに対する攻撃も「このゆびとまれ」で守れるようになりました。しかし、最終的にゼルネアスと鋼弱点が被っていることもあって、「このゆびとまれ」で守るという役割が不十分と感じて別のポケモンを模索することにしました。

次に採用したズルズキンはドータクンに大きなダメージを与えられる「はたきおとす」を覚え、また『いかく』によって相手の物理グラードンの火力を下げることが可能になりました。さらに、ボルトロス+ハッサム等で対策してくる相手に対して「ねこだまし」→「ファストガード」という比較的相手の行動に依存しにくい選択で対策し返せる等、トゲキッスが担っていた役割も持ちました。しかし相手のボーマンダやゼルネアスに対して何もできなかったり、グラードンやカイオーガを削ることはできるものの、決定的な仕事ができるわけではないという点を懸念して変えることになりました。

次に強く意識したのがドータクンより素早さが遅く、「トリックルーム」下でも自分のポケモンを先に行動させられる「おさきにどうぞ」という技を扱え、かつゼルネアスを守るという役割も任せられるポケモンです。ここで見つけたのが「さいみんじゅつ」ドータクン対策の「ラムのみ」を持ったモロバレルでした。

個別解説

 ライチュウ

技  : ねこだまし ほっぺすりすり フェイント がむしゃら
持ち物: とつげきチョッキ
特性 : ひらいしん
性格 : ようき
努力値: H60 A4 B12 D188 S244
実数値: 143-111-77-*-124-177

H : ドーブルの「ニードルガード」対策の8n-1
B : A232メガレックウザの珠「しんそく」確定耐え
D : ドーブルの「ニードルガード」のダメージ(17ダメージ)+C202ゲンシグラードンの晴れ「ふんか」確定耐え
S : 最速ゴウカザル抜き

主にドーブルがいるパーティに選出します。また、カイオーガ入りのパーティで「ライチュウ+クチートorゲンガー」等の先発が予想されるものに対して、「ライチュウ+ゼルネアス+モロバレル」という全国ダブルの「ガルーラ+マリルリ+モロバレル」に相当する選出をする場合にも選びます。それ以外のパーティに対しては種族値の低さを考慮してもあまり積極的に選出すべきポケモンではなく、化身ボルトロスやライチュウにも非常に強いポケモンではありますが、それに対してもあまり選出しません。

「とつげきチョッキ」、「ねこだまし」、「フェイント」の採用理由は構築経緯でも説明した通り、「ドーブル+ゼルネアス」の組み合わせを意識したものです。
攻撃技しか採用できないのでその中で有効な技を模索した結果、どのような組み合わせに対しても有効な働きができる以下の技が残り2枠に採用されました。

がむしゃら
とつげきチョッキとの相性が非常に良い技で、これによってゼルネアスのみならず特殊ゲンシグラードン等に対しても攻撃を耐えながら大ダメージを与えられる、サポートポケモンとは思えない火力を持ちます。
元々のHPも低いのでC202ゲンシグラードンの「だいちのちから」を耐えるゲンシグラードンに対してこの技とゲンシグラードンの「だいちのちから」を用いて倒しに行くなど、相手の耐久調整を崩すことにも大きく貢献しました。

ほっぺすりすり
主に「ジオコントロール」ゼルネアスや、「こだわりスカーフ」カイオーガ等の、超高速エースに対して使う技で、特に後者への対策はここに任せています。
また、負けそうになった時も化身ボルトロスが「でんじは」を打つかのごとく、ワンチャンスを残す事ができます。バトルロードグロリア2016の準決勝vsベテ戦においても完全にこれによって勝利を収める事ができました。

 ゼルネアス

技  : ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる
持ち物: パワフルハーブ
特性 : フェアリーオーラ
性格 : おくびょう
努力値: H4 B52 C196 D4 S252
実数値: 202-*-122-176-119-166

B : A232メガレックウザの珠「ガリョウテンセイ」を確定耐え
B : A177メガガルーラの「ねこだまし」+「おんがえし」を高乱数耐え
C : 「ジオコントロール」後の「マジカルシャイン」でH176-D180ゲンシカイオーガを確定2発

多くのパーティに対して選出される可能性がありますが、レックウザやイベルタルのいるパーティを除いては後発で選出することはあまりありません。(ゼルネアスの最も強い行動である「ジオコントロール」を有効に押せる展開になりにくい為)

最速ゲンシグラードンに「ふんか」を撃たれる前に「ジオコントロール」を積む必要があり、さらに相手のゼルネアスとの同速やレックウザを考慮して最速になっています。その上で最低限の特攻を確保しつつ、少しでも相手の物理先制技を耐える可能性を確保する為に少しだけ防御に努力値を回しています。

技構成や持ち物は一般的なものであるので説明は省きます。
不必要に守らないようにすることが重要です。

ファイアロー

技  : ブレイブバード フレアドライブ おいかぜ ファストガード
持ち物: いのちのたま
特性 : はやてのつばさ
性格 : ようき
努力値: H4 A252 S252
実数値: 154-133-91-*-89-195

B : 146ファイアロー珠「ブレイブバード」最高乱数以外耐え
D : 182ゲンガー「ヘドロばくだん」確定耐え

多くのパーティに対して選出されますが、「グラードン+カイオーガ」パーティにはまず選出しません。このルールでは数少ない切り返しができるポケモンでもあり、対メガゲンガー等、このパーティが不得手とするポケモンに対する穴埋めでもあります。
性格は相手のマニューラやエルフーン等を意識して最速となっています。

実は持ち物に関して、直前まで対ゼルネアスを意識してC201ゼルネアス(C+2)の「ムーンフォース」を耐えつつ、最速メガガルーラを抜ける素早さを確保した『レッドカード』を持たせた個体を使用する予定でしたが、ゼルネアスのいないパーティに対しては選出しづらく、メガレックウザに対してメガボーマンダの「ハイパーボイス」と合わせて『いのちのたま』であれば高乱数で倒せた場面が倒せなくなる等、様々な弊害が出る事が予測されたので、『いのちのたま』としました。

フレアドライブ
鋼タイプに対して大きなダメージを与えられる技。「グラードン+ファイアロー」という強力な先発を強力たらしめる技でもあります。「ファストガード」にも引っかかりません。

おいかぜ
相手が素早さ操作できない場合や相手の素早さ操作に付いていく場合等、殆どの相手に対して有効に働く技です。

ファストガード
勝ち試合をそのまま勝ちにしきる為の技。主にゼルネアスを様々な先制技から守る為に使います。

 ゲンシグラードン

技  : ふんか だんがいのつるぎ めざめるパワー氷 まもる
持ち物: べにいろのたま
特性 : ひでり→おわりのだいち
性格 : おくびょう
努力値: C252 D4 S252
実数値: 175-*-180-202-111-156(ゲンシカイキ後)

殆どのパーティに対して選出をしますが、BIG6、BIG-C、「グラードン+レックウザ」パーティに対しては基本的にゼルネアスとのどちらかしか選出されません。
特殊型を選択した理由としては命中率が安定していることや、雨が降っている状態で「ワイドガード」をされても一致技が打てる、「ファイアロー+グラードン」という強力な先発に代表される通り戦術の1つにできること、さらに相手の『いかく』の影響を受けない事等が挙げられます。

素早さが最速である理由は、できるだけ速い素早さから「ふんか」を打つことで、相手の遅い素早さのゼルネアスに対して大ダメージが与えられ、遅いグラードンに対して、ライチュウと合わせて一方的に倒せるからです。

3枠目に「めざめるパワー氷」を選択しているのは、相手のボーマンダやレックウザを意識したもので、パーティにライチュウが入っていることで「10まんボルト」が採用しづらく、「だんがいのつるぎ」も、状況次第でグラードンの打てる技が無くなってしまう可能性があることから、この選択となりました。

 メガボーマンダ

技  : ハイパーボイス すてみタックル おいかぜ まもる
持ち物: ボーマンダナイト
特性 : いかく
性格 : せっかち
努力値: H4 A4 C244 D4 S252
実数値: 171-166-135-171-111-189

D : C183ゼルネアスの「マジカルシャイン」耐え、C172メガボーマンダの「ハイパーボイス」を乱数1個ずらし

BIG-Bと「カイオーガ+ゼルネアス」パーティを除くパーティにほぼ全試合選出している気がします。それくらいこのポケモンが多岐に渡って活躍できるということを示していると思います。(選ばない理由も殆どは優先順位が低いだけ)

特性『いかく』、速い素早さ、地面タイプ無効、物理と特殊両方で強い技を持つ、これらの要素を全て兼ね備えているこのポケモンは殆どの場面において有効な仕事ができ、それ故VGC2016において私が最も信用し続けてきたポケモンと言っても過言ではありません。

「ほえる」を入れる方も多いですが、私の場合はボーマンダを守らせないといけないことも多いので「まもる」が必要で、「すてみタックル」もカイオーガへのダメージを確保することから必須でした。また、「おいかぜ」がないと相手の「おいかぜ」に対して一方的に不利になってしまうので必須です。

 モロバレル

技  : いかりのこな キノコのほうし くさむすび おさきにどうぞ
持ち物: ラムのみ
特性 : さいせいりょく
性格 : なまいき
努力値: H236 B36 D236
実数値: 219-*-95-105-143-31

ドータクンのいるパーティ、トリックルームに依存するパーティには絶対選出します。「おさきにどうぞ」と『ラムのみ』の採用によって、ゼルネアス入りパーティでありながらドータクン入りのパーティに対して非常に強度の高いパーティになりました。

性格は最後までBIG-Bを意識した「のんき」と迷いましたが、カイオーガの水技で大ダメージを受けると「グラードン+カイオーガ」パーティをカモにしきれない可能性が出ることや、グラードンの「だんがいのつるぎ」を2発も受けるわけではないことが判明したので、このようになりました。

まず、「いかりのこな」は自らのアタッカーを守る為、「キノコのほうし」はトリックルーム下で相手のポケモンを眠らせる為に必須でした。そして「くさむすび」がなければドータクンに「しんぴのまもり」をされたり、ゲンガーに「ちょうはつ」をされた時に隣のカイオーガにそのまま行動ができなくなります。その為「まもる」が「おさきにどうぞ」に代わる事になりました。

選出と心がけた事

このバトルロードグロリア本戦においては、私のパーティの戦術や構成を知っているプレイヤーが多いと感じていて、それ故例えば「ライチュウ+ゼルネアス」に強めの先発を出してくるものだろうと思ってプレイしました。そのような理由なので相手の力量・知識量をよく判断して時折1,2戦目の選出を入れ替える選択肢もあります。

また、1戦目の戦術が刺さったと感じた場合は、相手がそれに対応してくるものだと判断して、それに対して強めの先発を出すことを心がけました。
また、初戦でできるだけ相手の技や持ち物、特にドーブルの持ち物を確定させたいです。スカーフである場合が一番不味く、「グラードン+ファイアロー」先発が比較的ローリスクと判断できる場合はそれを続ける選択肢も浮上します。

対BIG6

1戦目:先発グラアロー+後発ライチュウマンダ

特に相手の「ガルーラ+ゼルネアス」先発を意識したものです。仮に相手が別の先発を取ったとしても、「ボーマンダ+ドーブル」以外の先発に対しては、特殊な立ち回りを強いられるわけでも無いことから、比較的ローリスクの選出となります。

vsガルゼルネ
ゼルネアスに「フレアドライブ」をしながら「ふんか」を選択しますが、相手が処理の仕方を分かっていると判断した場合は「フレアドライブ」をガルーラに打ちます。まず負けることはありません。

vsグラアロー
完全ミラーでお互いにグラードンに「だいちのちから」、ファイアローは「おいかぜ」をすることになります。グラードン同速で勝てば100%勝ちですが、仮に敗れたとしてもボーマンダを出します。グラードンが「めざめるパワー氷」を持っていても良いように最初はボーマンダを守らせつつファイアローでグラードンにファストガード読みの「フレアドライブ」を打って、次のターンに「ハイパーボイス」とファイアローの攻撃の集中で倒せるようにします。
また、相手がこの先発を出した時点でファイアローのレッドカードの可能性は事実上無いと判断して良いでしょう。

vsドーブルゼルネ
前述の通りこのパーティの戦術が周知されていることを前提とすると、この先発は非常にリスクが高いです。しかしそれでも1戦目で出てくるということはドーブルがこだわりスカーフを持っている可能性があります。それを考慮してドーブルに「ブレイブバード」を打って「ふんか」を打ちます。裏目になっても後発にライチュウとボーマンダがいるので焦らずに「ねこだまし」や「おいかぜ」で対応しましょう。

vsマンダゼルネ
割と不利な先発ですがそうでない場合もあります。まず、「おいかぜ」と「ふんか」を打ちます。この時点で相手が「ハイパーボイス」と「ジオコントロール」を押せていなければ後は本能に従うだけで勝ちなので無視します。ゼルネアスがグラードンより遅い場合も「ふんか」で入るダメージが大きく、次のターンもグラードンがゼルネアスより先に動けることから「フレアドライブ」をゼルネアスに打って、「ふんか」を打ち、次のターンにボーマンダはめざ氷で縛れています。(どちらかが落ちたらボーマンダを出しましょう)

最速ゼルネアスの場合は流石に不味く、2ターン目にグラードンをムーンフォースで倒しに来るのが比較的安定する行動になるのでそれを守って「フレアドライブ」をゼルネアスに打って次のターンに「ブレイブバード」をゼルネアス、「めざめるパワー氷」をグラードンに打ちます。グラードンが「ハイパーボイス」2発で落とされるのは普通に運が悪いだけなので諦めましょう。

2戦目:先発ライチュウゼルネ+後発アローマンダ

構築当初の先発であり、1戦目を踏まえて相手のボーマンダやドーブルが絡んだ先発に対して強く出たものとなります。

vsゼルネドーブル
比較的有利です。ドーブルに「ねこだまし」、「ジオコントロール」で入ります。「ねこだまし」を守られていた場合は次のターンはドーブルに「フェイント」、そして「マジカルシャイン」、そうでない場合はドーブルに「ムーンフォース」、ゼルネアスに「ほっぺすりすり」或いは「がむしゃら」(相手のゼルネアスが明らかに遅い場合)となります。しかし「ジオコントロール」をした後の「ムーンフォース」でライチュウを倒しに来るプレイヤーもいるので、相手の力量を勘案して「フェイント」と「マジカルシャイン」をそのまま選択することもあります。

vsマンダドーブル
ボーマンダに「ほえる」が無い限り勝ちです。基本的に「ゼルネアス+ドーブル」に対するものと同じ戦略を取りますが、BO1であれば「ほえる」を考慮してボーマンダに「ムーンフォース」から入るのもありです。

vsグラアロー
比較的面倒です。まずはファイアローに「ねこだまし」の「ジオコントロール」から入ります。この後が様々な選択肢が考えられ、今までの経験から「フレアドライブ」ではなく「おいかぜ」を2ターン目に打ってくるプレイヤーが多いことから次はグラードンに「がむしゃら」、ファイアローに「ムーンフォース」となります。この際にグラードンが守っていてファイアローがゼルネアスを落とした場合のみ負け確定です。それ以外はファイアローとボーマンダが相手の後発の「ガルーラ+ゼルネアス」含めて択次第で対応可能なので頑張りましょう。「ボーマンダ+ゼルネアス」だと流石に厳しいのですが…
普通にフレアドライブを打ってきそうだと判断したら2ターン目はライチュウをボーマンダに引きましょう。

vsガルーラゼルネアス
一番厳しいです。これと言った正解が思いつかず、相談した結果初手でガルーラに「ねこだまし」を打ちながら「ジオコントロール」をすることになりました。理由としてはガルーラが「ねこだまし」と「すてみタックル」でゼルネアスを落とすには「ねこだまし」の段階でメガシンカしている必要があるからです。
次のターンは相手側の行動としてはライチュウに「ふいうち」をしながら「マジカルシャイン」となります。「ムーンフォース」をライチュウに打ちながらゼルネアスに「すてみタックル」という行動もありえますが、流石にこれは『きあいのタスキ』ライチュウで非常に大きな裏目を取ることからありえないと判断、1つ目の行動に合わせることになります。

ここでライチュウをファイアローに引きながら「マジカルシャイン」を打つことであえて相手のガルーラを残し、こちらの有利対面にします。次のターンは「おいかぜ」と「マジカルシャイン」を打つのが一方的にゼルネアスを倒されるという相手の心理を考慮しても妥当でしょう。
ゼルネアスが守っていた場合はボーマンダ、そうでない場合はライチュウを出して徹底的にこちらのペースのまま試合を終わらせるようにしましょう。

対BIG-B

1戦目:先発グラアロー+後発マンダバレル(ライチュウ)

相手の「先発ガルーラゼルネアス+後発グラードン+ドーブルorドータクン」を意識したものになります。また、3戦目に突入した場合もグラドータとかいうとんでもない先発が飛んでくることすらありえるのでバレルをライチュウに変えたものを選択します。2戦目まででモロバレルの脅威を相手は認識しているはずで後発においても全く有効でないと認識しているはずだからです。

2戦目:先発ライチュウゼルネ+後発グラバレル

相手の「先発ドーブルボーマンダ+後発グラードンドータクンorドーブル」を意識したものになります。

1ターン目はドーブルに「ねこだまし」の「ジオコントロール」です。バカ正直にボーマンダを捨ててくれる人はまずいないので相手はボーマンダをドータクンに引きます。ドーブルが「ねこだまし」を食らってくれれば楽な話で次はドーブルに「ワイドガード」警戒の「ムーンフォース」をしながらライチュウをモロバレルに交代、そうでなければドーブルに『きあいのタスキ』と「ワイドガード」警戒の「フェイント」の「マジカルシャイン」で倒してしまいます。言うまでもなく後者の方が都合悪いですが、トリックルームを打たれていた場合はライチュウをモロバレルに引きながら、ゼルネアスを守らせます。

中盤のトリックルーム下ではモロバレルを置いているのでこちらのコントロール下です。「キノコのほうし」と「おさきにどうぞ」どっちを打つべきかはよく考えてプレイしましょう。

終盤は温存したライチュウを同じく相手が温存したボーマンダに当てて、BIG-Bの勝ちパターンを最後まで許さないようにしましょう。

対BIG-C

①先発グラアロー+ライチュウマンダ(アロー抜けにはこちらが1戦目)
②先発ライチュウゼルネ+アローマンダ(ガルーラ抜けにはこちらが1戦目)

vsグラクレセ

1ターン目:クレセリアに「フレアドライブ」、「ふんか」。クレセリアが『オボンのみ』を持ってない場合はこの時点で優勢になります。
2ターン目:クレセリアに「ブレイブバード」、グラードンはボーマンダに引きます。1ターン目にトリックルームを打たれている場合はライチュウ等を用いてターンを稼ぐことになりますが厳しいです。


1ターン目:グラードンに「ねこだまし」、「ジオコントロール」
2ターン目:1ターン目にクレセリアがトリックルームをした場合はライチュウ→ボーマンダに交代の「マジカルシャイン」、そうでない場合はライチュウ切ってゼルネアスは後半に備えて守り、ファイアローを出します。
3ターン目:1ターン目にクレセリアがトリックルームをしている場合はボーマンダを切ってライチュウ出しでトリックルーム後は最悪アローとゼルネだけで戦います。そうでない場合はクレセリアを無理やり倒します。

対グラカイ

ゲンガーがいない限りこのパーティのカモです。絶対に勝たないといけません。

ドーブル無し:先発マンダゼルネ+後発グラバレル
相手が先発「ガルーラ+グラードン」だとほぼグラードンが「めざめるパワー氷」を持っているものと推定できます。基本的に両守るから入って次は「ハイパーボイス」と「ジオコントロール」或いはガルーラに「ムーンフォース」が良いでしょう。

ドーブル有り:先発ライチュウマンダ+後発グラバレル
相手の後半ボーマンダに対してのケアがなっているのが最も大きいです。基本的にBIG-Bに対する立ち回りと似たものとなりますが、先発「ガルーラ+グラードン」に対しては初手でライチュウをグラードンに引くと次ターン以降リスクの高い行動をする必要が求められないので良いでしょう。

対Wolfeレックオーガ

厳しい構築です。相手の選出と噛み合えば勝てるってだけなので…
選出は

①先発マンダグラ+後発アローバレル(レックが出てきたら厳しい)
②先発マンダグラ+後発アローゼルネ(ドータクンが出てきたら厳しい)

となります。ゲンガーが厳しいだけなのでそれがいないものは先発マンダゼルネの後発グラアローかバレルでゼルネアスを通す展開で余裕です。

基本的にはポケモン数で不利を取らないようにしつつ、確実に相手のポケモン数を減らして択の数を減らすことを意識して戦っていきます。

対スカーフオーガレック(ドーブル入り)

恐らくこのパーティが最も苦手とする構築です。最後まで最適解が思いつきませんでしたが、少なくとも無条件で水技を打たせないことが重要な事だけは守り続けました。

選出
①先発ライチュウグラ+後発マンダゼルネとなります。
相手の先発はほぼドーブル+カイオーガなので、レックウザが出てくるかどうかで択を制する必要があります。自信が無い場合はドーブルに「ねこだまし」をしながらグラードンをボーマンダに交代させるのが無難と言えます。(「ふんか」でドーブルを倒すのは両縛りをかけられることになるのでダメです。)

対レックゼルネドーブル

①先発アローグラ+後発ライチュウマンダ
②先発ライチュウゼルネ+後発アローグラ(マンダ)

基本的にグラゼルネに対してのものと同じ対応になりますが、ドーブルの持ち物を割ることと、『レッドカード』に引っかからない事を意識してプレイする必要があります。一応「フェイント」で相手の『レッドカード』に交代読みで触ってしまうというテクニックもあります。
ドーブルが『こだわりスカーフ』を持っていると普通に厳しいですが、幸いこのパーティのゼルネアスは遅い個体が多いので、追い風をすればグラードンをゼルネアスより先に行動できる等、立ち回りで何とかなる次元ではあります。

対ニャオゼルネレック(ベテさんのパーティ)

バトルロードグロリアの準決勝では運が良すぎた事で勝つことはできましたが、相手が最適行動を取った場合は運が良くないと絶対に勝てません。先発レックゼルネがすでに厳しく、それを突破しても後発のニャオニクスのあくびにコントロールされるので常に優勢を取られます。
勝つには3戦目で見せた通り1点読みを通す他ありません。

対グラレック

カモです。相手の先発は「ドーブル+グラードン」が濃厚で、先発ライチュウゼルネ後発マンダアローで後は「ドーブル+ゼルネアス」へのプレイングと同じ事をしていれば確実に勝てます。

出せるようなら優勢
①先発マンダゼルネ+後発グラアロー
②先発マンダゼルネ+後発グラバレル

単純にパワーが高く、上から縛れる場面が多く、切り返しも楽だからです。

動画

対BIG-B vsうるふん

(ポケモンラウンジ AMALGAME 大阪 準決勝)

ゲームプラン通りではありますが一瞬気まずいことになりかけました。これが、グロリア決勝でガルーラ方向に「フレアドライブ」を打つのに繋がりました…。

対BIG-B亜種vsベテ

(ポケモンラウンジ AMALGAME 大阪 決勝)

ゲームプラン通りです。相手のゼルネが遅いので助かりました。最後のターンはロックカットであっても良いようにボーマンダは「おいかぜ」を押しています。

対BIG-B亜種vsSalamenace

(VGC of World Cup RR3戦目 アメリカ戦)

対戦ログ
1本目
2本目

僕が負けた時点で敗退で対戦相手はチームのエース格のプレイヤーだったので正直精神的にきつかったです。ゲンガーがいたので「なんだこれは」となりましたがその場で対応を考え、結果的には元々から存在したいゲームプラン通りに試合に勝つ事ができました。

対グラレックvsあやめ♪

(バトルロードグロリア2016全国大会Round5)

ゲームプラン通りに進めました。2戦目は急所でヒヤリとしましたが択を当てて何とかしました…。

対ニャオゼルネレックvsベテ

(バトルロードグロリア2016全国大会準決勝)

ご覧の通り本当に打つ手が存在せず、本当に運が良かったと思います…。一番敗退を確信したラウンドでした。

対BIG6vs勝海

(バトルロードグロリア2016全国大会決勝)

試合後のコメント通り、勝海選手のルールへの理解を考慮してセオリー通りじゃないプレイングをしました。
2戦目のほえるは流石に辛く、ゼルネアスパーティの宿命と言えます。

ご覧の通り結構薄氷の戦いをしてきたのも事実で今回バトルロードグロリアで優勝できたのは本当に幸運だと思います。来年のバトルロードグロリアには招待枠で出ることができるということなので、新ルールにもしっかり取り組んでタイトルの防衛、そして公式大会で飛躍できると良いなと思います。

それではここまでの長文お読み頂きありがとうござました!

ポケモン構築一覧

京都大学ポケモンサークル所属。カマルオフスタッフ。トップメタを使ったミラーゲームをすることを避け、それを独創的なアイデアで対策することで勝利を重ねるスタイルを取っている。趣味はスポーツ観戦。WCS2015Day2、バトルロードグロリア2015日本一決定戦出場。

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