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【グロリア2016北陸優勝】瞑想クレセリア軸CHALKジャローダ[VGC2016]

ポケモン

│2016.10.1

【グロリア2016北陸優勝】瞑想クレセリア軸CHALKジャローダ[VGC2016]

成績

バトルロードグロリア2016北陸大会優勝

去年の結果を分析して

こんにちは、Summitです。今回は北陸オフで優勝されたコウさんの使用した構築を制作し共有した私が、多忙のコウさんに代わりに執筆させていただくことになりました。

この構築の軸は昨年の9月頃から組み始めました。WCS2015やオフ会の結果を見たところ、いわゆるCHALKなどのガルーラスタンが強いのは周知の事実でした。

ガルーラに強いメガシンカポケモンや天候パーティを使うことも考えましたが、ガルーラ自身の非常に強力なスペック、
攻撃面が優秀なメガシンカポケモンは多くても、ガルーラのように弱点が少なく安定した耐久力もあるメガシンカポケモンは他にないため、やはりガルーラを軸にすることを決めました。

素早さ操作

次に素早さ操作です。「トリックルーム」などを使い、ガルーラや取り巻きのポケモンを動かす構築が多い印象を受けました。

「トリックルーム」を入れたガルーラスタンは非常に強力ですが、素早さを中速にすることでミラーの素早さ勝負が曖昧になるというリスクもあります。そこで、あえて「トリックルーム」をにおわせるポケモンで、別の素早さ操作技を使うことを決めました。

クレセリアで作る新たな勝ち筋

そうなるとまず最初の候補に挙がるのは、多彩な素早さ操作技を使え、耐久力も高くガルーラの弱点を半減できるクレセリア。ただ、クレセリアの非常に高い耐久力は魅力だったのですが、火力が低く置物になることが懸念されたので、他の素早さ操作要員を使うことも考えました。しかしそこで次のことを思いつきます。

・「めいそう」を積むことで放置できない存在になれないか
・現在のガルーラスタンの多くは「グロウパンチ」ガルーラを除き、「めいそう」クレセリアを突破するのが難しいのではないか

という2つ。そこで「めいそう」持ちクレセリアに着目し、クレセリアで詰ませるという勝ち筋も作れるパーティを考えていくことになります。

取り巻きは、『いかく』を撒ける上に格闘半減、岩技で抜群をとられず電磁波も効かない霊獣ランドロス、
優秀な耐性で相手の炎技も無効、技範囲も広く耐久数値が安定しているヒードラン。

ここまでは昨年の9月からずっと同じポケモンで構成されたパーティを使っています。

残り二枠は素早さ操作・害悪対策ができる化身ボルトロスと、高い火力と耐久数値でパーティの補完がとれているニンフィアを採用していましたが、2016年夏頃の環境を見ると水タイプや雨パーティが多く、それに対応できる形に変える必要がありました。

そこで北陸オフ前にジャローダに着目。「トリックルーム」に対する回答や、水タイプに対してもう少し厚くしたいことから
モロバレルを採用。CHALKに強くなれることを意識して構築していましたが、結果的にメンツはCHALKに行きつきました。

個別解説

メガガルーラ

技  : おんがえし グロウパンチ ふいうち まもる
持ち物: ガルーラナイト
特性 : きもったま→おやこあい
性格 : ようき
努力値: H84 A156 B12 D4 S252
メガ前: 191-135-102-×ー101-156
メガ後: 191-165-122-×ー121-167

B : A177メガガルーラの「けたぐり」耐え(最高乱数切り)
 

上記でも述べているように非常に強力な特性、安定した攻撃数値と耐久数値を併せ持つメガシンカポケモン。

後述するクレセリアの他に明確な勝ち筋を用意したかったため「グロウパンチ」を採用。攻撃技としてまず選んだタイプ一致攻撃技は、反動もなく安定した火力を出せる「おんがえし」。「グロウパンチ」を積んだ後に素早さが上のポケモンを縛ることができる「ふいうち」を採用しました。

残りは「めいそう」クレセリアとの相性がよい「ねこだまし」も視野に入れましたが、やはり「グロウパンチ」を撃った後は極力引かずに縛りを解除したい、ガルーラの「ねこだまし」を受けたくない、「おいかぜ」や雨のターンを稼ぎたい、「こごえるかぜ」で素早さを逆転させるターンの縛りを解除したいことから「まもる」を選択しました。

耐久に振っているケースも多いですが、最悪素早さ操作技が撃てない局面でもミラーで先手をうちたいことから最速にしています。これにより耐久に振っているガルーラとの「ふいうち」の撃ち合いに強く出られます。攻撃は削りたくないため、最低限の耐久数値だけ確保しつつ残りは攻撃に振り切りました。

基本的に後発で出していき、削られた相手に対して「おんがえし」や「ふいうち」で一掃することが多いですが、ときには「グロウパンチ」を使って相手のパーティ全体に積極的に負担をかけていきます。ガルーラを繰り出すことで、自然と「ねこだまし」を警戒して受け身の態勢をとられることが多かったので「グロウパンチ」は撃ちやすいと感じました。

また後発で繰り出される相手のガルーラから「ねこだまし」を誘うので、「まもる」もとても重宝しました。

クレセリア

技  : サイコキネシス こごえるかぜ めいそう つきのひかり
持ち物: アッキのみ
特性 : ふゆう
性格 : ずぶとい
努力値: H220 B4 C108 D4 S172
実数値: 223-×-155-109-151-127

H : 16n-1調整
B : A194メガガルーラの「おんがえし」2発確定耐え(2発目は「アッキのみ」込で計算)
C : 「サイコキネシス(C+2)」で221-101モロバレルを確定1発
S : 「こごえるかぜ」一回でメガボ-マンダ抜き
 

このパーティの要。S操作要員でありながら積みエースになれます。

まずは相手2体同時に素早さを下げられ、交代しない限り永続で効果が続き、
化身ボルトロス・霊獣ランドロス・ボーマンダに対してダメージを期待できる「こごえるかぜ」を選択。

放置されないように、相手の特殊攻撃主体のポケモンを詰ませることができる「めいそう」を採用。

「つきのひかり」は「めいそう」と相性がよく、「めいそう」を使うことで相手の攻撃より回復量が上回ります。

「サイコキネシス」は「サイコショック」と悩みましたが、環境に多い物理耐久に振ったモロバレルに強くするため、威力をとって「サイコキネシス」になりました。

今回は草タイプが2枠採用されていることから、他のポケモンでメガボーマンダに強く出る必要があったため
、素早さを「こごえるかぜ」一回でメガボーマンダを抜けるラインまで振りました。

現環境でのガルーラスタンは「グロウパンチ」を撃ってくるガルーラさえ処理してしまえば、「めいそう」を使って詰ませることができる点に着目して「めいそう」型を採用しました。「めいそう」を使うことでニンフィアやモロバレル、相性の悪いヒードランやギルガルドに勝つこともできます。

ただし基本は素早さ操作技が優先なので、無理に「めいそう」を積んで本来の役割を放棄しないよう注意が必要です。ミラーはもちろんスカーフ持ち、ゲッコウガやボーマンダに対しては「こごえるかぜ」をうまく使って味方の攻撃を通すことが大事です。

ヒードラン

技  : ねっぷう だいちのちから めざめるパワー氷 まもる
持ち物: シュカのみ
特性 : もらいび
性格 : ひかえめ
努力値: H68 C188 S252
実数値: 175-×-126-191-126-129

H : 16n-1。「シュカのみ」込みA216霊獣ランドロスの「じしん」確定耐え
C : 「ねっぷう」で191-121メガガルーラへのダメージ割合33.5%~39.7%(上記メガガルーラの「おんがえし」と合わせて倒せます)
S : 「こごえるかぜ」一回でゲッコウガ抜き+1(霊獣ランドロスとの同速を避けるため)
 

優秀な耐性と攻撃範囲を兼ね備えており、草2枠が誘う炎技を無効化できます。ギルガルドへの処理ルートが乏しいため「かえんほうしゃ」も視野でしたが、全体技の利便性をとって「ねっぷう」を選択しました。
「だいちのちから」はミラーや「ワイドガード」ギルガルドへ撃ちます。

構築全体でボーマンダを誘うため、迅速に処理できる「めざめるパワー氷」を採用。無邪気メガボーマンダを確定で落とせます。下降補正がなくても9割以上入るので、「すてみタックル」の反動と合わせて倒れます。

縛りを解除したいため「まもる」を採用。

耐性を生かして受けだしすることが多いですが、ボーマンダ入りなどには先発で「めざめるパワー」を撃ちにいきます。

「シュカのみ」を持っているため相手のヒードランに対して強気に動かせますが、相手も「シュカのみ」を持っていることが多いので、結局先手を取ったほうが優位になります。「こごえるかぜ」を撃てるならば撃ち込んでおきたいところです。

霊獣ランドロス

技  : じしん いわなだれ ばかぢから はたきおとす
持ち物: とつげきチョッキ
特性 : いかく
性格 : いじっぱり
努力値: H84 A236 B52 D4 S132
実数値: 175-214-117-×-101-128

H : 16n-1
B : A194キリキザン(A+1)の珠「ふいうち」確定耐え
S : 「こごえるかぜ」一回でゲッコウガ抜き+1(ヒードランとの同速を避けるため)
 

格闘を半減・電磁波無効・地震無効にできる『いかく』持ちであるため採用しました。

他の『いかく』枠と違って、「いわなだれ」が2倍で入らない点も優秀です。「じしん」はヒードランをはじめ、安定した打点になるため採用。「いわなだれ」は「じしん」が効かない化身ボルトロスなどに対する打点。「ばかぢから」はメガガルーラや、どうしても「じしん」が撃てない状況でヒードランやバンギラスに対する打点。

「はたきおとす」は「ワイドガード」ギルガルドに対して撃つ、ガルーラの攻撃を通したい相手
の「ゴツゴツメット」を落とす、相手の霊獣ランドロスの「こだわりスカーフ」を落としてガルーラで上から殴れるようにするために採用しました。

「とつげきチョッキ」を持っているため、不一致の「れいとうビーム」や「めざめるパワー氷」を耐えることができます。
また「ヤチェのみ」と違って水タイプに対しても一度は行動できます。

先発に出すことも、後発から受けに行くこともあります。
『いかく』によって全体の確定数を変えられるほか、「めいそう」クレセリアとも相性がよいです。

モロバレル

技  : ギガドレイン いかりのこな キノコのほうし まもる
持ち物: ゴツゴツメット
特性 : さいせいりょく
性格 : のんき
努力値: H252 B164 D92 (S個体値0)
実数値: 221-x-122-105-112-31

D : ゲッコウガの『へんげんじざい』珠「れいとうビーム」耐え(最高乱数切り)
 

「トリックルーム」対策・水タイプに対する圧力・「いかりのこな」や「キノコのほうし」によるサポートで味方を積みやすくさせるために採用しました。

「いかりのこな」は積み技の補佐や、ヒードランと並べることで相手の「だいちのちから」を吸えます。

「キノコのほうし」はトリックルーム下で相手に圧力をかける技であり、それ以外でも相手の行動を阻害できるので、「いかりのこな」と並んでモロバレルのアイデンティティーです。

草技に関しては、火力に期待していないので「ギガドレイン」を採用しました。ドサイドンやトリトドンに撃った場合は、確定数をずらせるほど回復できますが、それ以外ではあまり期待はできません。

「いかりのこな」を使った際に相手のガルーラへ負担をかけたいため、「ゴツゴツメット」を持たせています。パーティ全体がゲッコウガに弱いので、ゲッコウガの前でも行動できるよう特防も振ってあります。

「トリックルーム」パーティに対しては積極的に出していきたいポケモンですが、「トリックルーム」を使う以上、相手もモロバレルの対策はしているはずなので過信は禁物です。

選出回数はパーティの中では低いですが、いるといないとでは相手の選出も「トリックルーム」に対するこちらの立ち回りも変わってくるので、大事な役割を担っています。

ジャローダ

技  : リーフストーム めざめるパワー地面 ちょうはつ まもる
持ち物: いのちのたま
特性 : あまのじゃく
性格 : おくびょう
努力値: C248 D8 S252
実数値: 149-x-115-126-116-181

H : 10n-1(「いのちのたま」のダメージを最小限に抑える)
C : 「リーフストーム」でH252振りニョロトノ確定1発
C : 「リーフストーム(C+2)」で191-121メガガルーラ確定1発
C : 「リーフストーム(C+2)」で「とつげきチョッキ」165-100霊獣ランドロス1発(87.5%)
 

CHALKに通りのいい水タイプへの圧力をかけます。現環境で多いミロカロスに対しても
タイプ相性で有利なだけでなく、特性のおかげで「こごえるかぜ」の効果を逆手に取ることができます。

「リーフストーム」は特性との相性は抜群ですが、初動の火力はお世辞にも高いとは言えません。有利対面で相手の交代際などに上手く使い火力を上げていきたいです。感覚的にはガルーラの「グロウパンチ」に似ています。

「めざめるパワー」はヒードランに対して打点を確保したいため、地面を採用。「ちょうはつ」は害悪もそうですが、ギルガルドを意識して採用。メガシンカ前のゲンガーより早く撃てることも利点です。

「まもる」は「ねこだまし」をすかしたり、縛りを解除するために使います。

持ち物に関しては、「いのちのたま」か「きあいのタスキ」か迷いました。無振りでは耐久数値もそこまで高くはありません。行動回数を稼ぎたいところでもありますが、「いのちのたま」を持たせることで環境に多い霊獣ランドロスやメガガルーラ、ニョロトノへの確定数が変わることから採用を決意しました。

環境にミロカロスをはじめとした水タイプの増加したことを受けて採用しました。先ほども述べた通り、「こごえるかぜ」や「バークアウト」をけん制することができます。

ボルトロスと違う点は、持ち物がなくても「いかりのこな」を無視して動ける点や、火力を維持しつつ水技を耐えられることで、雨パーティに強く動ける点、テラキオンに強いことなどがあげられます。メガラグラージやルンパッパなど、『すいすい』アタッカーも素早さに補正をかけていない場合はこごえるかぜ一回で抜くことができます。

「リーフストーム」を1度撃ってしまえば、それなりの火力を期待できるので、高い素早さから相手を縛りにいける点も大きな強みです。

積極的に選出するつもりはありませんでしたが、水タイプや雨パーティが多い現環境では活躍する試合も多く感じました。

高い火力と耐久を両立できない数値の低さはありますが、環境に刺さっていることは実感できました。

 

おわりに

昨年の秋から環境を研究し、ガルーラクレセリア軸として制作。この構築を試す機会がなかったので、同じオフを運営する仲間のコウさんに使っていただきました。

構築を渡すことで、客観的な視点で構築を見てもらえるという想いもあって共有しました。それから北陸オフまでの間にいくつかのオフで使用し、コウさんが優勝と準優勝、私自身がこの構築を使い優勝しました。

環境に上手く適応した構築と実感していましたが、また今年の夏に入って環境が変わったように思えました。

最近は水タイプのポケモン、さらにはガルーラスタンに刺さる雨パーティの増加がみられます。そのことからさらにミロカロスをはじめとした水タイプや雨パーティの対策を考える必要が出てきました。

そこでいくつものポケモンを試してきましたが、最もしっくりきたのがジャローダでした。実際北陸オフでは雨パーティが多く、決勝戦も雨パーティとの対決でジャローダという選択はうまくいったと感じました。

ただあくまでガルーラ・クレセリア・ヒードラン・霊獣ランドロスを主に選出していくパーティなので、残りの二匹は環境によって変わるのかなと思いました。

六世代も残りわずかですが、この記事をご覧になっている方に少しでも参考になれば幸いです。

 

関連動画

バトルロードグロリア2016北陸大会 決勝戦 コウvsづみ

ポケモンはゲームやカード、トレッタやグッズ集め、アニメからポッ拳まで全て。ポッチャマ大好き。 都内にてポケモンの対戦会、ぽちゃオフを主催。 ヴィクトリアリーグ(スタッフ) Twitter→@piplup_1217

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