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【WCS2016世界31位】グラカイ追い風トリルスイッチ[VGC2016]

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成績
ポケモンワールドチャンピオンシップス2016世界大会31位

この記事は、Primal Tag! Top 32 Worlds Report(Nugget Bridge)を和訳し、編集を加えたものです。

概要

こんにちは、Alvin Hidayatです。8月に行われた世界大会でベスト32に入りました。特にすごい戦績ではないですが、大会自体は楽しかったので書き残しておきたいと思います

まず最初に自分のことを話しておくと、ポケモン対戦を始めたのが2005年です。2006年にJAAという大会に出場して、この時はシングルバトルと「Uber」というルールで遊んでました。「Uber」とは、禁止伝説ポケモンもなんでも使用可能のルールで、単純に強いポケモンを使って対戦できることに楽しみを感じてました。ちなみにハンドルネームのJibakuの由来は、技「Self-Destruct(じばく)」の日本語名からとっています。

2009年と2010年にVGCの観戦はしていましたが、選手としては2011年からプレイし始めました。シングルのUberで遊んでいたことが経験となり、2015年に行われたジェネレーションショウダウンでは、最終9位(アメリカ1位)を獲得しました。

構築経緯

ゲンガー・ドータクン・グラードン・カイオーガから構築をスタートしました。メガゲンガーの『かげふみ』とゲンシカイキのシナジーは自分にしっくりきていて、メガゲンガー自体の強さについては最後まで自信を持ち切れなかったのですが、『かげふみ』+グラカイの強さを信じてこの軸を選びました。

対戦の練習はアーロン・トレイラー、ラヤンの2人と行いました。アーロンはグラゼルネを好んで使用していたのですが、このパーティにとってきつい構築だったので、練習を積めたのはかなり助かりました。しかし災難なことに、いくら練習してもグラゼルネに対する回答が見つからず、逆にアーロンはメガゲンガーに対する練習をかなり積むことができ、驚くことにメガゲンガーのDAY2における個体数が多かったため良い練習になったかと思います。(この後アーロンは世界5位を獲得。)

この構築の最初に目立った欠陥が、「じゅうりょく」「だんがいのつるぎ」の一環の良さです。最初に使用したパーティのうち5体がこれに弱く、うち4体が一発で仕留められてしまうことに危機感を覚え変更点を探しました。そこで様々なポケモンを試すことで有名なエノッシュ(2013年アメリカ全国2位)に相談したところ、この6匹を提案してくれました。

「ニューニョーク/ニュージャージー・インビテーショナル」という大会で、今年の世界2位となるジョナサン・エバンズがこれと同じ6匹を使いました。メガフシギバナはほとんどのグラゼルネに対し有効であり、グラードン・フシギバナ・ドータクン・カイオーガの組み合わせは大体のBig6系のパーティに安定していたと思います。

ということで、メガフシギバナの使用感はよかったのですが、トゲキッスは微妙で、ガルーラに対しての駒がメガゲンガーを選出できないことによって確保できないこと、グラカイミラーがやや不安定と感じていたことから、トゲキッスをサンダーに変更しました。

ここからめちゃめちゃ迷走して、すべてのポケモンを見れる可能性のあるドーブルを採用しました。ドーブルとサンダーに関しては、練習量を十分に確保することができませんでしたが、ゲンガーバナグラカイの練習量を信じ、これを世界大会に持っていきました。

個別解説

 メガゲンガー

技  : ヘドロばくだん おにび めざめるパワー水 まもる
持ち物: ゲンガナイト
特性 : ふゆう→かげふみ
性格 : おくびょう
個体値: A0 B30 C30
努力値: H44 B240 D4 S220
メガ前: 141-*-110-150-96-173
メガ後: 141-*-130-190-116-195

このパーティのMVP
メガゲンガーはご存知の通り、メガガルーラやグラードン、ゼルネアスに強いです。それだけでなく特性『かげふみ』により、自分のゲンシカイキと組み合わせて有利に試合を進めていくことができます。

「ヘドロばくだん」特に説明することはありませんが、「おにび」は相手のメガガルーラとメガレックウザを弱らせるため、「めざめるパワー水」は相手のグラードンをゲームから除外するため、個人的に「まもる」はメガゲンガー必須技で、これは『かげふみ』のロックを少しでも長持ちさせるのに役立ちます。

メガゲンガーは覚えさせたい技が17ほどありますが、ラーヤン・ギャビン・ジョナサンの3人と相談を重ねた結果、この技構成が現メタゲームで一番刺さると判断しました。

「シャドーボール」も覚えさせたい気持ちはあります。確かに「めざめるパワー水」が警戒され始めたこともあり、これを抜いて採用する選択肢もあったのですが、序盤の相手のグラードンを倒せる選択肢を豊富に用意しておくことはこのパーティにとって非常に重要なものであると判断しました。

努力値配分で目立つのはBに多く割いていることですが、これは陽気メガガルーラの「ふいうち」を80%くらいの確率で耐える配分であり、ドーブルの「トリックガード」などにより「おにび」が通らず、「ヘドロばくだん」を打たざるを得なくなった場合の保険です。

 ドータクン

技  : ジャイロボール トリックルーム スキルスワップ さいみんじゅつ
持ち物: ラムのみ
特性 : ふゆう
性格 : なまいき
努力値: H252 B68 D188
実数値: 174-109-145-*-176-34

個人的に ドータクンはあまり好きではないのですが、ゼルネアスがあまりに蔓延しているため、「トリックルーム」を扱うパーティにはほぼ必須であると感じ採用しました。

技構成は特別なものではなく、強いて言うならば、「スキルスワップ」と「さいみんじゅつ」を採用していることでしょう。「スキルスワップ」は、自身のグラカイとのシナジーがあるため必須です。「さいみんじゅつ」の枠はもともと「しんぴのまもり」だったのですが、かつて猛威を振るった「いばる」のようなプレッシャーを放てるこの技を採用するに至りました。

ゲンシグラードン

技  : ふんか オーバーヒート だんがいのつるぎ まもる
持ち物: べにいろのたま
特性 : ひでり→おわりのだいち
性格 : おっとり(C↑B↓)
努力値: A36 C220 S252
実数値: 175-205-162-217-110-142(ゲンシカイキ後)

グラードンは、個人的には早い特殊型よりも耐久型の方が好きなのですが、今回は耐久を削ってACを上げた型を使いました。準速であることによりBig6系に対してより強い先発を出すことができ、早いドーブルや耐久ゼルネアスに対しても強くなりました。

性格を「おっとり」にした理由は、カイオーガの「れいとうビーム」、ボーマンダの「ハイパーボイス」、ゼルネアスの「マジカルシャイン」など特殊攻撃を重要視したためです。

 ゲンシカイオーガ

技  : こんげんのはどう れいとうビーム かみなり まもる
持ち物: あいいろのたま
特性 : あめふらし→はじまりのうみ
性格 : ずぶとい
努力値: H252 B252 C4
実数値: 207-*-156-201-180-95(ゲンシカイキ後)

ゲンシカイキの2匹のうちでは、どちらかというとカイオーガの方がメインです。これにドータクンとゲンガーと組み合わせることによって、相手のグラゼルネ系のパーティに対して大きく圧力をかけることができます。

技は「こんげんのはどう」「れいとうビーム」「かみなり」。グラカイの組み合わせでは、相手のレックオーガに対して「かみなり」を打てることが重要だと感じています。

これまではひかえめでたいきゅうに振り切った方を使っていましたが、今回は図太いを採用しました。これはドータクンのジャイロボールとグラードンの断崖を2発、ガルーラの捨て身+臆病グラの大地も耐えます。たいていの人は控えめ耐久型で計算することが多いので、これが有利に働くことがたびたびありました。

 サンダー

技  : めざめるパワー水 10まんボルト みがわり おいかぜ
持ち物: オボンのみ
特性 : せいでんき
性格 : おくびょう
個体値: A0 B30 C30
努力値: H28 C224 D4 S252
実数値: 169-*-105-173-111-167

主な採用理由としては、パーティ全体にとって「おいかぜ」の素早さ2倍が丁度良かったことです。相手のゲンシカイキ、イベルタル、レックウザ、ボーマンダを縛るには至りませんが、上を取ることで不利を取らないことがメリットです。

「みがわり」は相手のドーブル+メガボーマンダの初手に対し有効です。「みがわり」を張ったサンダーは相手のドーブル・ボーマンダ・ドータクン・グラードンでは対処しづらく、時間稼ぎをするのにとても有効でした。そのためサンダーは大体BigBに対し選出し、実際の対戦ではこれが机上論以上にうまく働きました。

 ドーブル

技  : ワイドガード キングシールド ダークホール トリックガード
持ち物: カゴのみ
特性 : ムラっけ
性格 : 非公開
努力値: 非公開
実数値: 非公開

正直な話、ドーブルの採用理由はあまり明確なものではありませんでした。選択画面において圧力をかけられること、「ダークホール」と『ムラっけ』による運要素を含め採用に至りました。

「カゴのみ」はDAY1ではあまり活躍しませんでしたが、DAY2ではそこそこ活躍しました。自分の考えた型ではないため配分は伏せておきます。

 
 

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