初めまして、先日のSanJose Regionalで優勝したGavin Michaels（kingofmars, @komvgc）です。今回は優勝した際に使用した、クモにより作られたクモのための地帯、「SpiderZone」パーティを紹介したいと思います。

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構築経緯

この構築は常にHarrison Saylor (@CrowVGC)と二人三脚で考察したもので、原型は彼が回していたハリテヤマ、ポリゴン２、ジバコイル、シロデスナ、マシェード、ヨワシというパーティのビデオを僕に見せてくれたところから始まりました。個人的に初見でこのパーティにはあまり希望を見出せてなかったのですが、Harrisonはかなり自信があり彼の環境読みは信用していたのでこの案に乗ることにしました。最初に気づいた改善点は「マシェード」が特に役割がなく全く活躍していないということでした。

机上ではマシェードが相手の格闘タイプや雨パーティに対して強いポケモンとして採用したのですが、「いかりのこな」のように相手の攻撃を吸う技もなければ、「どくづき」にも弱く使用を諦めました。

「マシェード」が抜けたことで5匹になったのですがほぼ毎回選出していたのはハリテヤマ、ポリゴン２、ジバコイル、シロデスナの４体のみでした。稀にヨワシを持っていく試合もあったのですが、特に活躍することもありませんでした。最後の枠が決まらず長らく実質5匹のみで調整をしていた中、特に相手のカプ・テテフが厳しいことに気付き、6匹目にこれを解決してくれる「ミミッキュ」を採用しました。

元々フェアリー枠で入っていたマシェードの役割をそのまま追行できる上に、早い素早さでカプ・テテフを上から確定で倒すことができます。「トリックルーム」一筋のパーティに素早さ全振りのポケモンがいるのは一見奇妙に見えるかもしれませんが、ミミッキュは特定の場面で大活躍してくれました。これに加えてミミッキュ自身が「トリックルーム」を覚えるためポリゴン2がどうしても出せない試合ではバックアップとして働いてくれます。

対カプ・テテフはまあ問題ないだろうと判が押されたところに続いて、ヨワシが受け持つ水枠の見直しが必要だと考えました。ヨワシだとギリギリ火力が足りない試合が目立っていたため、Harrisonに助言を求めたところミロカロスかオニシズクモを勧められ、オニシズクモを入れたところ大当たりで一瞬でレート上位まで駆け上がりました。この時の選出がほぼ毎試合ポリゴン2、ハリテヤマ、ジバコイル、オニシズクモで例外としてカプ・テテフ入りに対してはミミッキュを出してました。

今度はシロデスナをほぼ選出することがなくなり、この枠に入れる新しいポケモンを探しました。「トリックルーム」持ちのウツロイドやゲンガー、カプ・テテフなど色々試しましたが、最終的に相手の「トリトドン」が重いことに気付き、まずは分かりやすい対策としてカプ・ブルルを試しました。このカプ・ブルル入りを使い、Eugenio Discalziというプレイヤーがロンドンインターナショナルでいいところまで行ってくれました。

しかしトリトドンがうまく守られているパーティに対してはカプ・ブルルの速い素早さがネックとなりうまくかみ合わないと判断し「トリックルーム」下でもトリトドンを処理できるポケモンを探しました。全ての草タイプを検討し、大会数日前まで本気でナッシーRを使うハメになると思ってましたが、Harrisonがトリトドンより素早さが遅く「エナジーボール」を覚えるジジーロンを発見、即これを採用しパーティが完成しました。

個別解説

 ジバコイル

技　　： 10まんボルト　ラスターカノン　ボルトチェンジ　めざめるパワー地面
持ち物： こだわりメガネ
特性　： じりょく
性格　： ひかえめ
努力値： H248 C252 D8
実数値： 176-*-135-200-111-80

このパーティの主なダメージ源であり「トリックルーム」の…
 

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