ジュニオ – AMALGAME(アマルガム) http://amalgame.jp ゲームと「今までつながらなかった何か」をつなげるメディア Tue, 16 May 2017 08:56:29 +0000 ja hourly 1 http://amalgame.jp/wp-content/uploads/2017/01/cropped-favicon-125x125.png ジュニオ – AMALGAME(アマルガム) http://amalgame.jp 32 32 【第2回関東リージョナル 準優勝】 バルジーナ軸追い風スタンダード[VGC2017] http://amalgame.jp/mandibuzz-tailwind-junio-20170207/ Tue, 07 Feb 2017 01:00:07 +0000 http://amalgame.jp/?p=11333 もっと読む »]]> 日本語(Japanese) 英語(English)

成績

第2回関東リージョナル: 準優勝(予選4-2 決勝トナメ3-1)
メルボルンチャレンジ: ベスト8(予選6-2 決勝トナメ2-1)

※全てマッチ戦の結果

はじめに

こんにちは、ジュニオ(@juniompk)と申します。
今回、バルジーナ軸の「おいかぜ」構築の解説を致します。

この構築で、”第2回関東リージョナル準優勝”と”メルボルンチャレンジベスト8″という結果を残すことができました。
マッチ戦に強いパーティを目指して構築作りを行ったことが、一定の成績を収めることができた勝因だと思っています。

是非、参考にして頂けたらと思います。

関連動画

第2回関東リージョナル準決勝: ジュニオ vs ゆういち

第2回関東リージョナル決勝戦: Rin vs ジュニオ

構築経緯

バルジーナ+ウツロイド

環境にカプ系+ウインディの構築が非常に多く見られため、この並びのどちらにも先制で弱点の付けるウツロイドに注目。
ウツロイドとバルジーナのタイプ相性が良いことに注目して、ここから構築をスタート。

バルジーナ中心のパーティを目指す

VGC2017は”地面の一貫性”という要素を強く意識しないといけないルールと考えています。
バルジーナは飛行タイプであるため、相手の地面技を避けながら、味方の地面技(じしん)を打ちやすくできます。
「おいかぜ」というゲームメイクに有効な技も覚えるため、このポケモンを主軸に他の要素を考えていきました。

バルジーナ「おいかぜ」軸に必要な要素
・「おいかぜ」時に相手を制圧できる火力
・電気耐性
・フェアリー耐性 =相手のカプ系に対する切り返し

これにウツロイドはある程度マッチしていますが、まだ十分ではなさそう。他のポケモンで補完していきます。

また、第2回関東リージョナルが近かったため、これに向けマッチ戦に強いパーティを目指すことにしました。特に意識した点は以下の通りです。
・「まもる」を多く採用し、柔軟な立ち回りを可能にする。
・相手のZ技を無効化できる手段を用意する。

マッチ戦では、相手のどのポケモンがZ技を使ってくるか分かった上で2戦目、3戦目を戦うことがよくあります。その際、相手のZ技を無効化する手段があると、自分のとれる選択肢や、相手にかけるプレッシャーが大きく変わってくると考えています。

以上の要素を重視して、パーティを構築しました。”追い風時に相手を制圧できる火力”を簡単に捻出できるのは「こだわりメガネ」や「こだわりハチマキ」ですが、技が固定されてしまうため柔軟な立ち回りが出来なくなり、マッチ戦には不向きです。これらのアイテムを出来るだけ使わずに、パワーのあるパーティを組むのはなかなか大変でした。

ガブリアスの採用

電気の一貫性を切りながら、一貫しやすい地面技を通すことのできるガブリアスを採用。
持ち物は、高火力と柔軟さを両立できる「ジメンZ」 。

ガブリアスの採用によって、このパーティは「ジメンZ」「エスパーZ」「デンキZ」を無効化する手段を持ち、相手としては容易にこれらのZ技を放てないでしょう。

フェアリー弱点が2体になってしまったため、これに気を付けながら残りを決めていきます。

ウインディの採用

柔軟な立ち回りを実現するため、特性『いかく』はどうしても必要でした。
他のポケモンとの相性を考えても、スペックを考えてもウインディ以外ありえませんでした。

カプ・テテフの採用

バルジーナは、相手のカプ系に弱点を突かれるだけでなく、その展開を直接的に阻止することができないポケモンです。
相手のカプ系に対する切り返しとしてはカプ・レヒレが適任ですが、バルジーナと弱点が被るのが厳しく断念。
(バルジーナ カプ・レヒレ ガブリアス ガラガラR みたいな構築も面白そうなので考えてみたいですが…)

カプ系の中でも一番の天敵であるカプ・コケコに対抗するため、カプ・テテフを採用。
“ウインディ+カプ・テテフ”の強力な選出が可能になるのも大きいです。

カミツルギの採用

ガブリアス+ウインディのスタンダードなパーティは水タイプへの打点が薄い。
まだ相手のカプ系への切り返しが不十分。

ということで、カミツルギを採用。
マッチ戦を意識していましたが、あまりに強かったのでこだわりスカーフでの運用となりました。
スカーフを持たせることで面倒な相手に対応しやすくなりました。(後述)

完成!
パーティ全体を見直してみると、バルジーナ+ガブリアス(電気耐性)+ウインディ(威嚇)+カプ・テテフ(カプ系)+カミツルギウツロイド(カプ系へのカウンター)と、バルジーナを中心にバランスよく組めたかなと思います。

「ジメンZ」ガブリアスや「いのちのたま」カプ・テテフ、特性『ビーストブースト』のUB2体がおり、「おいかぜ」時の火力も問題なさそうです。
「まもる」持ちは3体と少なめになってしまいましたが…。

※本パーティを組む上でこちらのパーティの骨組みや配分を参考にしました。ありがとうございます!
@tiyatyan_poke WCS S1最高最終2027(3位) 高数値バルジスタン(参考記事)

バルジーナ

技  : イカサマ おいかぜ はねやすめ ちょうはつ
持ち物: オボンのみ
特性 : ぼうじん
性格 : おだやか
努力値: H228 D212 S68
実数値: 214-*-125-*-156-109
※当日は努力値振り間違えて使用しています。

「おいかぜ」で盤面を作っていくパーティの軸。
他の「おいかぜ」要因と大きく違う点は、その耐久の高さです。特殊耐久は「しんかのきせき」ポリゴン2に「オボンのみ」を持たせたイメージ。

非常に耐久が高く、相手の高火力技集中を耐えて「おいかぜ」で一気に有利な場面に持っていくことも多くありました。
(フィールドを制しておけば、カプ・コケコキュウコンRの珠「10まんボルト」+「ふぶき」を耐える等)
削られたHPも「はねやすめ」で回復でき、何回でも「おいかぜ」を狙える、息切れしにくい素早さ操作役です。

持ち物は「オボンのみ」。「サイコシード」は選出や立ち回りの幅が狭くなりマッチ向けじゃないと考えました。
無難に最強なアイテムでした。

攻撃技は「イカサマ」。努力値が必要ないにも関わらず、そこそこの火力を出力できます。(ガブリアス45〜55%、カミツルギ60〜70%、カビゴン40%弱)

イカサマの地味に偉いところは…
 

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