ポケットモンスター

ディアオーガスイッチ ~威嚇もトリルも2本立て~[VGC2016]

ポケモン

│2016.3.18

ディアオーガスイッチ ~威嚇もトリルも2本立て~[VGC2016]

使用時期

2016/03

実績

第4回「北河内オフ」優勝

対戦配信録画

第4回北河内オフ決勝戦 YT vs マッシュ

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概要

昨今、「ガルーラ、ボーマンダ、グラードン、ゼルネアス、ファイアロー、ドーブル」で構成される通称「Big6」と呼ばれるパーティを含めた「グラードン・ゼルネアス」パーティが最も流行しており、「レックウザ・カイオーガ」パーティがそれに対抗できる構築として次点の使用率を占めているという状況にあります。

今回は、この2つに勝てる戦術を用意することを目指してパーティを作ることにしました。

結果的に特性『いかく』や技「トリックルーム」は2体ずつ、鋼タイプのポケモンに至っては3体おり、このルールでは珍しく不利な状況でも立ち回り次第で逆転が可能な事が多く、柔軟な立ち回り・選出が可能となりました。
 

個別解説

Groudon-primalsalamencite メガボーマンダ

ハイパーボイス すてみタックル いびき まもる @ボーマンダナイト / いかく→スカイスキン
メガシンカ前:170-156-100-152-99-167
メガシンカ後:170-166-150-172-99-189
努力値:A4 C252 S252
性格:むじゃき

このパーティにおける高速アタッカー。先発で出すことが多く、主な役割は特性「いかく」を活かした相手の物理攻撃によるダメージの軽減やその耐久・耐性を活かしてできるだけ「ハイパーボイス」を連打することです。

「すてみタックル」は「ハイパーボイス」を2回当てても倒せないポケモンが結構いるのでその際にこの技を使用することで倒そうと試みました。「りゅうせいぐん」の場合、それ以後そのまま場に残って「ハイパーボイス」を連打することが困難になってしまう点やカイオーガ等の特殊耐久が高いポケモンに対しての打点を考慮すると「すてみタックル」の優位性がうかがえます。さらにこのパーティにはドラゴンタイプのポケモンを一撃で倒すことのできるディアルガやカイオーガがいる為、このポケモンにおける「りゅうせいぐん」の必要性は無いと判断しました。

「いびき」は「ねごと」を比べて「まもる」を採用することができるという点や攻撃する方向を選ぶことができるという点、そして30%のひるみの追加効果があるという点で優位です。その分相手に与えるダメージは減ってしまいますが、確実に「きあいのタスキ」で残りHP1になったドーブルを倒す等の重要な役割を果たすと共に「まもる」を持っていることで通常の運用が可能という点で優秀です。

 霊獣ランドロス

じしん いわなだれ とんぼがえり だいばくはつ @こだわりハチマキ / いかく
実数値:165-197-110-*-100-157
努力値:H4 A252 S252
性格:ようき

メガシンカすると特性『いかく』で無くなってしまうボーマンダとは別にもう1匹特性『いかく』のポケモンを用意することで常に相手のゲンシグラードン等の物理ポケモンに対してスキを見せることの無いようにしつつ、カイオーガを採用したパーティだと比較的厳しい化身ボルトロスへの対抗策としました。このポケモンの基本的な使い方はVGC2015のそれと比較的似ており、序盤は「とんぼがえり」を使用しながら後半霊獣ランドロスの「じしん」で相手の全てのポケモンを一掃するといったものです。

 ディアルガ

トリックルーム りゅうのはどう かみなり かえんほうしゃ @オボンのみ / テレパシー
実数値 : 204-*-141-222-121-113
努力値 : H228 B4 C252 D4 S20
性格 : ひかえめ(特性『テレパシー』のディアルガはひかえめ固定)

グラードンを中心としたパーティはボーマンダを中心として戦っていくのに対してカイオーガを中心としたパーティに対してはディアルガを中心として戦っていくことになります。特性「テレパシー」の採用理由は霊獣ランドロスの技「じしん」や「だいばくはつ」をディアルガと並べても使用できるようにして、さらに特性「プレッシャー」だと判明してしまう可能性がある素早さ関係を明かさない為です。

このポケモンはこの構築においては、メインアタッカーでも、頻繁に「トリックルーム」を使用して一気に試合を決めにいくという役割でもなく、3つの攻撃技で相手がしたい行動を未然に予防し、「トリックルーム」により不利な状況でもひっくり返すといった攻撃力のある黒子役と言えるでしょう。それに際して、3つの攻撃技はこのパーティで足りない部分を補うことを考えての採用となっています。特に、「かみなり」が無ければ相手のゲンシカイオーガを迅速に処理することは困難となり、相手のゲンシカイオーガの攻撃を何度も許すというこのルールでは望ましくない状況を生みます。

努力値に関しては、素早さは「トリックルーム」を使用せずとも動くことができるように4振りのゲンシカイオーガ等より速く動けるように設定しつつ、クロバットの「いかりのまえば」でオボンの実が発動するようにHPを偶数に設定しています。

 ゲンシカイオーガ

しおふき ねっとう れいとうビーム まもる @あいいろのたま / あめふらし→はじまりのうみ
ゲンシカイキ前:188-*-129-190-161-140
ゲンシカイキ後:188-*-129-223-181-140
努力値:H100 B148 C20 D4 S236
性格:ひかえめ

B : 232メガレックウザの珠「ガリョウテンセイ」で157~187(確定耐え)
D : 201ゼルネアス(C+2)の「ムーンフォース」で159~187(確定耐え)
S : 最速ドーブル抜き

このパーティでは相手の炎技を特性「はじまりのうみ」でシャットアウトすることで自分の鋼タイプ、主にドータクンの行動を確実に通すことや、終盤に「しおふき」で相手の全てのポケモンを一掃する等のメインアタッカーとしての役割を担っています。パーティの見た目から「トリックルーム」の使用がメイン戦術であると相手に判断されやすい故、相手の裏をかいた素早さ設定となっており、相手のポケモンより私のカイオーガが先に動いて驚く対戦者も珍しくありませんでした。

「ねっとう」は「こんげんのはどう」を比べて命中率が100%であるという点と技「ワイドガード」に引っかからないという点、さらに30%でやけど状態にする点で優位です。「こんげんのはどう」はHPが削れてしまった時に「しおふき」の代わりに高打点の複数攻撃技として使用できるのが魅力ですが、このパーティにおいては特性『いかく』を持つポケモンが2体もいることや前述の通りカイオーガの素早さが予想外のものになっている等HPが十分にある状態で「しおふき」を打てることが多く、HPが削れた後は大体終盤という状況である為、確実に攻撃を当てられる「ねっとう」が優位となることが多いです。

ゲンシカイオーガで相手のゲンシカイオーガを倒しに行く必要はこのパーティではディアルガが相手のカイオーガを担当する事から明らかに不要であり、それ故「かみなり」の必要性はありませんでした。

 ドータクン

トリックルーム ジャイロボール スキルスワップ まもる @ラムの実 / ふゆう
実数値:174-155-136-*-137-34
努力値:H252 A252 D4
性格:ゆうかん

ほぼゼルネアスのいるパーティにのみボーマンダと一緒に先発で出します。これにより「グラードン+ゼルネアス」構築を相手にした際、相手の先発がいかなるものであってもその対抗策を確保することが可能となっています。ただしジャイロボールの火力は過信すべきではなく、「いかく」で攻撃を下げられるとゼルネアスを一撃で倒せないので気をつけましょう。

「まもる」を持つことで「グラードン+ゼルネアス」構築に対して予想外の事で負ける可能性を減らすことができるようになっています。「スキルスワップ」は相手のメガガルーラの「おやこあい」を没収する事や味方のカイオーガに「ふゆう」を渡しつつ雨を維持する事が主な役割ですが、自分の特性「テレパシー」のディアルガには打つことができないので注意しましょう。

 ギルガルド

シャドーボール みがわり ワイドガード キングシールド @たべのこし / バトルスイッチ
実数値 : 167-*-170-112-171-80
努力値 : H252 C252 D4
性格 : ひかえめ

参考: 大正義オフ優勝&5期・6期レート最終2位構築(バンギ[化身]ランド+2メガスタン)- べてのにっき()

元々はXY期に上記のブログ記事にて有名になったポケモンですが、このルールにおいてもカイオーガの「しおふき」「こんげんのはどう」やグラードンの「だんがいのつるぎ」「ふんか」を「ワイドガード」で止めることができる為、特に「グラードン+カイオーガ+クレセリアorドータクン」の構築に特に強みを見せるという、にの(@Nino_ykr)さんからのアドバイスで採用しました。その働きは全国ダブル同様優秀であり、初見殺しの側面が無くとも十分な強さであると感じました。

選出・立ち回り

対「グラードン+ゼルネアス」

先発 : ボーマンダ、ドータクン 後発 : カイオーガ、霊獣ランドロスorディアルガ

理由は個別解説の通り。

対「レックウザ+カイオーガ」

ドータクン以外の5体のポケモンは全て強めに出れるポケモンですが、その5体では霊獣ランドロスが比較的選出から外れる事が多めでした。ボーマンダや霊獣ランドロスより先に動くマニューラや「めざめるパワー氷」を持つメガゲンガーには注意。先発は取り巻きによって変わる為一概には言えませんが、ディアルガは確定としてもう一体をカイオーガ、ボーマンダ、霊獣ランドロスのどれかにするのが無難です。

基本的にゼルネアスやドーブルのいないパーティに対しては交代によって相手の攻撃を受け切れることから最後にメガボーマンダや霊獣ランドロス、ゲンシカイオーガのいずれかのポケモンで相手のポケモンを一掃するというプランを頭に入れつつ試合を進めていくことになります。その点でVGC2015のスタンダートパーティと使い方がかなり似ていると個人的には感じています。
 
 

ポケモン構築一覧

京都大学ポケモンサークル所属。カマルオフスタッフ。トップメタを使ったミラーゲームをすることを避け、それを独創的なアイデアで対策することで勝利を重ねるスタイルを取っている。趣味はスポーツ観戦。WCS2015Day2、バトルロードグロリア2015日本一決定戦出場。

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