ポケットモンスター

Imouto Beach Party[VGC2015]

ポケモン

│2015.7.29

Imouto Beach Party[VGC2015]

原文:imouto Island

使用時期

2015/07

主な成績

2015年アメリカ全国大会8位

概要

Jeudy: みなさんこんにちは!私はJeudy Azzarelliです。Angel MirandaとJun Tumanengの3人で構築を組んで全員が同じ構築を使用してアメリカ全国大会に臨み、成績はそれぞれベスト8(Angel Miranda)、33位(Jeudy Azzarelli)、80位(Jun Tumaneng)でした。

Cypher: こんにちはみなさん。私はCypherです。この構築ができた経緯についてちょっと説明していこうと思います。この構築の大枠を完成させたのは全国大会二日前でした。ぎりぎりになってしまったのは直前までメガクチートメガクチートを入れたトリックルーム構築を考えていたからです。メガクチート構築の組み立てが間に合いそうになかったのでメガリザードンYメガリザードンを使うプランに変更することにしました。

メガリザードンYは特性『ひでり』による天候晴れによって強化された「オーバーヒート」を高い素早さから放つことで多くのポケモンを殲滅することができる素晴らしいポケモンです。(構築当初はこのように考えていたものの、最終的に「オーバーヒート」という技は採用しないことになってしまいました笑)

メガリザードンYを使ってみたいと思ったのはイギリス在住のブラジル人プレイヤーのSogeking(Yan Sym)さんの構築にインスピレーションを受けたためです。彼の攻撃的な構築が気に入り、また正確な構築は覚えていませんがLeeshe(Alicia Martinez)さんが2014年に使用していたメガリザードンY、バンギラス、メガボーマンダ、ニンフィア、モロバレル、ギルガルドの構築も私の好みの形でした。特に「おいかぜ」ボーマンダは使っていて楽しかったです。

6月30日に即席の構築を作りました。その当時の構築は メガリザードンY、バンギラス、メガボーマンダ、化身ボルトロス、ギルガルド、ニンフィアというもの。これは全然機能しない構築だったので没にしました。数時間後、アメリカ全国大会開催地であるインディアナポリスに向かうバスの中でJeudyさんと話し、構築が完成していないので一緒に考えようということになりました。以下のような構築の経緯を辿りました。

1. メガリザードンYを固定

アメリカ全国大会で使いたいと思っていたメガリザードンYをまずは固定します。

2. 天候雨を書き換えるためバンギラスを採用

メガリザードンYが苦手とする天候雨を特性『すなおこし』で書き換えができるバンギラスを採用することにします。バンギラスは拘りスカーフを持たせることで素早さが1.5倍となりメガリザードンYにとって脅威となるポケモンであるテラキオン、化身ボルトロス、メガボーマンダ、ヒートロトムといったポケモンを倒すことができます。

3. モロバレルを採用

モロバレルを採用します。ゴツゴツメットを持たせたモロバレルが変化技の「いかりのこな」を使うと攻撃を自分に引き寄せると同時にメガガルーラのような接触技を使う物理アタッカーのポケモンに対して定数ダメージを稼ぐことができます。

4. 対霊獣ランドロスにウォッシュロトムを採用

霊獣ランドロスの相手をすることができるウォッシュロトムを採用します。

5. 高耐久アタッカーとしてニンフィアを採用

タイプ一致の範囲技「ハイパーボイス」によって相手のHPを大きく削ることができる、耐久力のあるフェアリーポケモンのニンフィアを採用します。

6. 対メガガルーラとしてギルガルド

ノーマル/格闘タイプの技を無効化できるタイプ耐性を持つゴーストタイプのポケモンであり対メガガルーラ枠として機能するのに加えて「ワイドガード」が使えるギルガルドを採用します。(当初は「ワイドガード」を使用する予定で構築を考えていたのに、最終的にはその技枠には「みがわり」を採用することになりました笑)

7. ウォッシュロトムから霊獣ランドロスへ変更

Jeudyさんがウォッシュロトムの枠を特殊型の霊獣ランドロスに変更することを提案しました。ウォッシュロトムが果たしていた役割の代替としては以下のように。

・「ハイドロポンプ」によって相手の霊獣ランドロスを倒す→特殊型霊獣ランドロスの「めざめるパワー氷」
・「おにび」による物理アタッカーポケモンの弱体化(火傷で攻撃1/2)→霊獣ランドロスの特性『いかく』(場に出た瞬間に相手の場に出ているポケモン2体の攻撃力ダウン2/3)
・地面タイプの技をすかすロトムの特性浮遊→霊獣ランドロスの飛行タイプ

メガリザードンYには天候晴れ状態でのアタッカーとしての役割よりは耐久力のある固い水タイプのポケモンを排除する役割を優先したかったので、「オーバーヒート」ではなく「ソーラービーム」を採用するという彼の提案にも同意し、メガリザードンYとバンギラスの役割は定まりました。

8. モロバレルを「つきのひかり」クレセリアに変更

7月1日。Jeudyさんと二人で考えたこの構築を友人のAngelさんとZachさんに見せたところ、気に入ってくれました。Zachさんはモロバレルの枠をクレセリアに変更することを提案。理由としては対雨パーティでは「めいそう」を積むことで受けられるし、ゴツゴツメットを持たせて半回復技の「つきのひかり」(天候晴れ状態では更に回復量が増える)を使用することでメガガルーラも受けきれるから、ということでした。

しかし、これではモロバレルの「いかりのこな」がなくなったことで技を引き寄せることができず相手のメガガルーラ、ウルガモス、ギルガルドといったポケモンが重くなります。

9. クレセリアを耐久ブルンゲルに変更

7月2日。アメリカ全国大会のパーティ登録の数時間前に、Angelさん、Jeudyさん、私Cypherは構築の修繕に急いでいました。そこでクレセリアと同じような役割を果たせるブルンゲルというポケモンを思い付きました。ブルンゲルはメガガルーラに対しては「ねっとう」や「おにび」で火傷させることができるし、ウルガモスのタイプ一致技をどちらも半減し、更に特性『のろわれボディ』で味方ポケモンに対しての有効打を封じることも狙えます。

そうして遂に構築が完成。

パーティ登録締め切りぎりぎりで構築が完成したので試運転をせずに本番に臨んだところがちょっと面白いところでしょうか。

 

個別解説

 メガリザードンY

かえんほうしゃ ソーラービーム めざめるパワー地面 まもる @リザードナイトY / もうか→ひでり
メガシンカ前:167-*-105-152-105-155
メガシンカ後:167-*-105-202-135-155
努力値:H108 B52 C180 S164
性格:おくびょう

Jeudy: Junさんが全国大会までの移動のバスの車中でこのメガリザードンY/バンギラス入りの構築について説明してくれたので、このシーズンこれまであまり考えてこなかったメガリザードンYについて思考を巡らせました。リザードン中心で構築を考えることは当初はあまり気乗りしませんでしたが、特性『ひでり』によって相手の耐久力の高い水タイプのポケモンの攻撃を弱め、更に「ソーラービーム」で攻撃できる炎タイプのポケモンとして魅力を感じました。リザードンはこの大会でとても活躍してくれました。この技構成はとてもシンプルですが、天候晴れで強化された火炎放射は命中/威力共に信頼できる技。「ソーラービーム」は耐久力の高い水タイプのポケモンに対して有効な技で、「めざめるパワー地面」はヒードラン打点となる技で、この全国大会初日にリザードンと相手のヒードランがラスト1:1の状況になった時に役立ちました。

Angel: これまでのシーズンではリザードンに注目していたことはありませんでした。このメタゲームでは信頼できる炎タイプのポケモンが少なく、リザードンは全国大会で見かけるであろうと思われた耐久力の高い水タイプのポケモンに対抗できる炎ポケモンの内の一体だったので(もう一体は同じく特性『ひでり』のキュウコン)良い炎ポケモンだと考えました。

JeudyさんとJunさんがこのメガリザードン入り構築を見せてきた時、リザードンが構築の主軸ではなく構築の穴埋めとしての役割を果たしていることが気に入っていました。実際に全国大会初日のスイスラウンド9戦の内、リザードンを選出したのは2回だけでしたが、勝ち進むことができました。2日目はスイスラウンド6戦の内、5試合で選出。このリザードンの技構成はお気に入りのものです。リザードンは一貫した炎タイプの攻撃で相手のギルガルドやモロバレルを処理したり、天候晴れ状態での「ソーラービーム」でミロカロスやウォッシュロトムを倒したりと、とても活躍してくれました。炎タイプの技の選択として「ねっぷう」や「オーバーヒート」が欲しかったと後悔することもなく、「かえんほうしゃ」は最良の選択だったと思います。

Jun: リザードンは天候晴れ状態で強化されたタイプ一致の炎技により常に相手にプレッシャーをかけられる素晴らしいポケモンなのに全国大会の前か過小評価されているように感じていました。相手を一撃で倒すために「オーバーヒート」が欲しいと感じたシーンもありましたが、この技構成は正しい選択だったと思います。「かえんほうしゃ」は「ワイドガード」で防がれることがなく、またダブルダメージで一体あたり75%の威力に軽減されてしまう「ねっぷう」より威力が高い技です。「ソーラービーム」は耐久力の高い水タイプのポケモンに対して有効な打点となり、「めざめるパワー地面」はリザードンを止めに出てくるヒードランに刺さる技です。よりダメージを稼ぐため「かえんほうしゃ」ではなく「だいもんじ」を採用していたら、と思ったこともありますが命中率が信用できないので「かえんほうしゃ」で良かったと思います。

 バンギラス

いわなだれ かみくだく れいとうパンチ ばかぢから @拘りスカーフ / すなおこし
実数値:177-184-131-*-121-124
努力値:H12 A236 B4 C180 D4 S252
性格:ようき

Jeudy: バンギラスは拘りスカーフを持たせるのに最適なポケモンだと思っています。上からタイプ一致の「いわなだれ」を打つことは怯みの追加効果も相まって非常に強力です。高い素早さからタイプ一致の「いわなだれ」が打てるポケモンは他にテラキオンがいますが、バンギラスには特性『すなおこし』があります。天候砂によるスリップダメージはブルンゲルやギルガルドが試合を決めるのに役立つこともあります。バンギラスはこの大会で非常に活躍しました。「れいとうパンチ」は攻撃面での補完として重要な打点で、相手の霊獣ランドロスの持ち物が拘りスカーフでない場合はバンギラスが勝つことができます。

Angel: 拘りスカーフというアイテムはあまり好きではないですが、バンギラスに関してはこの限りではありません。霊獣ランドロスと異なり、バンギラスの「いわなだれ」はタイプ一致技なので威力が期待でき、怯みの追加効果もあります。バンギラスは600族のポケモンで素の耐久力が高いので耐久面に努力値を割いていなくとも受け出しとして繰り出しやすいポケモンであることも評価が高いです。技構成はよくあるもので、「れいとうパンチ」を入れた技枠に「ストーンエッジ」を入れるかどうかで3人で議論しましたが、「れいとうパンチ」が欲しいと思う場面の方が多いだろうということで「れいとうパンチ」採用となりました。
「ストーンエッジ」は相手が岩タイプの技が弱点であるボルトロスやリザードン、ウルガモスといったポケモンを「ワイドガード」で守ってくるシーンで有効に働くかもしれないと考えていました。

Jun: 私はバンギラスというポケモンの明快な採用理由が気に入っていました。天候を変える、広い技範囲と高い攻撃力で相手のポケモンを脅かす、「いわなだれ」で黙らせる。

もし技スペースが空いていたら「うちおとす」を採用することで、「ワイドガード」で防がれない命中安定の岩技打点を確保できるし、飛行タイプのポケモンやロトムのような特性浮遊のポケモンに対して後述のランドロスの「だいちのちから」が当てられるようになって面白いと考えましたが、時間の無駄でした…

 霊獣ランドロス

だいちのちから ストーンエッジ めざめるパワー氷 まもる @命の珠 / いかく
実数値:165-148-110-156-101-157
努力値:H4 C244 D4 S252
性格:おくびょう

Jeudy: この特殊な型の霊獣ランドロスはRegionalsの一連の大会が終了して以降でお気に入りのもので、この構築を組むにあたって貢献したところのひとつです。このメガリザードン構築を使うまでは、この霊獣ランドロスを入れた偽装サーナイトトリックルーム構築を全国大会で使うつもりでした。Junさんにこの構築について聞き、相手の霊獣ランドロスを処理できる『いかく』要員が必要だと感じました。構築の補完要員としてこの特殊霊獣ランドロスを勧めましたが、上手くはまったように思います。この霊獣ランドロスは相手のヒードランをシュカの実を貫通して倒せるし、相手の霊獣ランドロスやクチートを予想外の打点で葬ることができるポケモンで、実際に警戒されることなく活躍ができてMVPのポケモンでした。

Angel: 特殊アタッカーの霊獣ランドロスは大好きです。地面タイプ弱点のポケモンの多さを「ワイドガード」で補っているような構築に対して、「ワイドガード」で防げる全体技の「じしん」ではなく単体対象の大地の力を使用するこの特殊型の霊獣ランドロスはよく刺さります。
この霊獣ランドロスはJeudyさんが色々な構築に入れて試してきたものであり、彼が紹介してきた時、以前Georgia Regionalsで自分が使った化身ランドロスと全く同じ技構成だったので驚きましたが、構築に特性『いかく』を使えるポケモンが必要であるという共通認識の元、この霊獣ランドロスを採用することになりました。「めざめるパワー氷」は相手のランドロスやボーマンダに対して有効な技で、「ストーンエッジ」は攻撃下降補正の性格でもリザードンやウルガモスを一撃で倒せる技として使えます。

Jun: JeudyさんとEngelさんが十分に説明してくれたので、これ以上霊獣ランドロスについて語ることは多くありません。霊獣ランドロスはアタッカーとしてよく活躍してくれました。 「ストーンエッジ」は相手のボルトロスを倒す技としても有用でしたが、命中率が80%と不安だったので、バンギラス同様技スペースに空きがあったら命中率100%の「うちおとす」を採用したかった気持ちが少しありました。

 ニンフィア

ハイパーボイス めざめるパワー地面 めいそう まもる @せいれいプレート / フェアリースキン
実数値:190-*-109-159-150-86
努力値:H156 B188 C120 S44
性格:ひかえめ

Jeudy: 当初はこの構築においてニンフィアにぎこちなさを感じていて使い方がよくわかりませんでした。Angelさんが「メガリザードンYが天候変化と火力で相手に圧力をかけて交代を強制させるシーンでニンフィアで「めいそう」を積めばよい」と説明してくれました。メガリザードンY/霊獣ランドロス/ニンフィアによる炎技/地面技/フェアリー技の高火力な圧力は攻撃面での相性補完として強力だったと思います。
大会ではニンフィアをあまり選出しませんでしたが、選出した数少ない試合では役割を果たしてくれました。

Angel: このニンフィアは元々Simonさんが試験的に使っていた突撃チョッキニンフィアだったのですが、火力強化アイテムを持たないニンフィアに魅力を感じませんでした。ニンフィアに「めいそう」を採用するというアイデアはEnoshさんとHarrisonさんが使用し成功を収めていたものだったものです(彼らはニンフィアに命の珠を持たせていましたが)。ニンフィアが一旦「めいそう」を積むのに成功してしまえば、ようせいプレートで強化された「ハイパーボイス」は非常に強力な圧力になると同時にニンフィアの特殊耐久もより一層強固になります。ニンフィアは非常に活躍してくれたし、「めいそう」を使ったシーンでは対戦相手を驚かせ勝利に繋げてくれました。

Jun: 本当にこのニンフィアはお気に入りでした。Angelさんが述べた通り、相手にとって予想外の「めいそう」を成功させると脅威となります。

 ギルガルド

シャドーボール ラスターカノン 身代わり キングシールド @たべのこし / バトルスイッチ
実数値:161-*-171-107-171-90 (161-*-71-217-71-90)
努力値:H204 B4 C220 D4 S76
性格:ひかえめ

Jeudy: ギルガルドというポケモンは私がメガサーナイト構築を使っていた時に本当に相手をするのが嫌だったポケモンで、有利な状況であってもギルガルドが出てきただけで急に競った展開になることがよくありました。このギルガルドはメガリザードン構築でよく見られるような「ワイドガード」を使用するギルガルドではなく、試合を決めるための駒として使いました。この構築はメガリザードン中心の構築という認識はしていない(そのためメガリザードンを「いわなだれ」から守るための「ワイドガード」は必須ではない)ので、この型のギルガルドの採用理由はぶれませんでした。ギルガルドは非常によく活躍してくれて食べ残しみがわり型のこの技構成でなければ勝てなかった、という試合も結構ありました。Tom HellさんとのRound1での試合では、こちらのギルガルドと相手ガルーラだけが残った状況になり、ギルガルドへ有効打がないガルーラの前で「キングシールド」を7回連続で使って、相手が不意打ちを通すことなく時間切れでこちらの勝ちになったという試合もありました。
何度か起きたこのようなラスト1vs1の状況で活躍してくれたギルガルドは本当にこのメタゲームで強いポケモンだと思いました。

Angel: ギルガルドはポケモン第六世代で登場したポケモンですぐに気に入ったポケモンで、このポケモンを生み出したことはゲームフリークが犯した最悪なミスのひとつだと思っています。恵まれたタイプ耐性と種族値で対処が難しいポケモンです。相手の構築がギルガルドに対してあまり有効打がない場合、食べ残しみがわり型のギルガルドで相手を詰ませることは容易です。何人かにギルガルドに「ワイドガード」を採用していない理由について質問されましたが、答えは単純です。「ワイドガード」を採用したギルガルドは、ギルガルド本来のポテンシャルを損ねていると思うからです。ギルガルドは自分自身で戦うことのできるポケモンなので、「ワイドガード」で味方のリザードンを守ろうと技スペースを割いてしまうと自身のスペックを損ねてしまいます。メガリザードンを構築の主軸とは位置づけていないこのチームでは、非メガ枠のギルガルドがメガシンカポケモン並の活躍をしてくれたと思います。

Jun: 私はこのギルガルドが嫌いです。命の珠を持たせたアタッカーとして使用し、サポート技として「ワイドガード」を使うのに慣れてしまっていたため、この食べ残しみがわり型のギルガルドは手になじまず、「ワイドガード」を入れた型の方が使いやすかったように思います。もう一度この構築を使う機会があるならば、「ワイドガード」を入れて弱点保険を持たせるか、命の珠を持たせて霊獣ランドロスの持ち物を達人の帯に変更すると思います。

 ブルンゲル

ねっとう れいとうビーム じこさいせい おにび @防塵ゴーグル / のろわれボディ
実数値:207-*-122-106-135-82
努力値:H252 B164 C4 D76 S12
性格:ずぶとい

Jeudy: ブルンゲルはこの構築の最後に入ってきたポケモンです。ブルンゲルに決まる前は、相手のメガガルーラに対抗できるようにゴツゴツメットを持たせたモロバレルやクレセリアを使用していました。アメリカ全国大会のマッチ戦調整会でSimonさんが使用した防塵ゴーグルを持たせたブルンゲルについてAngelさんが言及して初めて、この構築で対ガルーラ枠として採用するポケモンとして最適だと思いました。パーティに二体のゴーストタイプのポケモンを採用することで、全国大会ではどんな型のガルーラにも対応できました。このブルンゲルの技構成は一般的なものですが、ひとつだけ説明すると、「れいとうビーム」はボーマンダ打点として切れない技でした。防塵ゴーグル
は相手のモロバレル+メガガルーラ(メガボーマンダ)という組み合わせに対応するために持たせていたアイテムで実際にその状況に遭遇することはあまり多くありませんでしたが、その状況に遭遇した時はしっかり私を勝利に導いてくれました。もう一度この構築を使う機会があればブルンゲルの持ち物は変更すると思います。ブルンゲルは試合の序盤から終盤までよく活躍してくれました。全国大会一日目にはメガガルーラに4回、メガメタグロスに1回マッチングしましたが、これらの試合に勝つためにブルンゲルは必須の駒だったと思います。

Angel: ブルンゲルは過小評価されているポケモンだと思います。ブルンゲルはガルーラや霊獣ランドロスとの対面を有利にするために(ついでに対ヒードランも)入れたポケモンです。ブルンゲルは相手のメガガルーラを止める駒として優秀で特にギルガルドと組み合わせた時は完全に黙らせることができます。防塵ゴーグルというアイテムはSimonさんが考えたアイテムで、全国大会の調整会で使われて、自分が相手をした時に如何に強力なアイテムであるかを実感しました。ほとんどの構築では耐久力の高い水タイプのポケモンに対しての回答がひとつしかないことが多く、そしてそれはモロバレルであることが多いです。防塵ゴーグルを持たせたブルンゲルはモロバレル+メガガルーラorメガボーマンダの組み合わせを黙らせることができる上に、モロバレルとの1vs1対面の状況になった際に半回復技の「じこさいせい」と30%で相手の技を「かなしばり」状態にする特性『のろわれボディ』によって勝ちうる可能性もあります。ブルンゲルはメガガルーラ構築に5回当たった全国大会二日目でRound3まで1-2という成績だった私を7-2まで立て直すのに非常に貢献してくれたポケモンです。全国大会二日目に実際にブルンゲルを選出したのは二試合だけでしたが、ブルンゲルは二日目に勝ち進むのに欠かせなかったポケモンです。

Jun: ブルンゲルは素晴らしいポケモンです。「おにび」「ねっとう」による火傷、「じこさいせい」による回復、『のろわれボディ』による「かなしばり」。防塵ゴーグルを持つことで相手のモロバレルの無力化。ブルンゲルの「れいとうビーム」で霊獣ランドロスを一撃で倒せればこの上なしでしたが、それをするには多くの特攻への努力値を割く必要がありました。

おわりに

この構築を使用したAngelさんが全国大会top8に入ったことは素晴らしいことです。この構築にはいつも使いたいと思っていた、二体のゴースト、特殊型の霊獣ランドロス、ニンフィアなどの面白いアイデアを採り入れることができました。自分の成績がいまひとつだったのは残念ですが、世界大会を楽しみにしています。

・構築の原案を考えてくれたJunさんありがとう!
・パーティ登録前日に構築相談に乗ってくれたZach Droegkampさんありがとう!
・世界大会Day2からの参加権を勝ち取ったAngelさんおめでとう!
・私達と真摯に構築について考えてくれたSimon Yipさんありがとう!
・世界大会で会いましょう!

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