【第1回関東リージョナルベスト4】カミツルギウォーグル[VGC2017]
成績
第1回「関東リージョナル」ベスト4
どうもカントナですД(Д・X・)ノ
今回は第1回関東リージョナルでベスト4に入れたので書きました。
最初はあまり詳しくは書かないつもりでしたが、せっかくAMALGAMEの方に載せていただけるということなので書くことにしました。
使用構築↓
はじめに
VGC2016のルールが個人的に全く面白いと思えず、1年以上ほとんどポケモンを触っていなかったので、サンムーンではリハビリのためにレートには割と初期からそこそこ潜り続けていました(レートはいまだに1650~1750あたりをうろついていますがw)
その中でみたカミツルギ+ミロカロスという構築にぼこぼこにされ、とても強いと思ったのでこの2匹を軸に考えることにしました。
しかし、なかなか結論に至ることができず構築を組めずにいました。そこで、構築の欠点にミロカロスの火力の無さや浮いてるポケモンとの組みにくさがあるのではと思い、そこを変えるべきなのではと考えました。
ミロカロスの一番の役割は『かちき』による『いかく』ポケモンの牽制なので、『かちき』か『まけんき』のポケモンを探してみました。その中に火力があって浮いているポケモンであるウォーグルを見つけ、これだ!と思い構築を組んでみました。残り4匹はカミツルギをできるだけ生かせるようなポケモンを探し組んでみました(詳しい採用理由は↓に書いてあります)。
パーティの構成
カミツルギ
技 : リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ まもる
持ち物: きあいのタスキ
特性 : ビーストブースト
性格 : ようき
努力値: A252 D4 S252
実数値: 134-233-151-*-52-177
今回のエース。個人的に環境にかなり刺さっていて使いこなせばかなり強いと思っているポケモン。型は普通の襷AS型。「きあいのタスキ」持ちでDがほとんどないから受け辛かったので、火力を少し削って耐久に少し回して「いわなだれ」とかの受け出しに使えるようにするのもありかもしれないです。
ウォーグル
技 : ブレイブバード おんがえし ばかぢから いわなだれ
持ち物: とつげきチョッキ
特性 : まけんき
性格 : いじっぱり
努力値: H252 A204 D4 S44
実数値: 207-185-95-*-96-106
『いかく』を牽制できる浮いてるポケモンとして採用。
Hが結構あるため「とつげきチョッキ」を持てば強いのではと思い、「とつげきチョッキ」で採用。「エレキフィールド」無しの「10まんボルト」とか、コータスの晴れ「こだわりメガネ」+「ふんか」とかを耐えられるようになるので普通に強いと思いました(控えめカプ・テテフの「サイコキネシス」ベースZ技は無理^^;)
耐久があって結構居座ることができ、ミロカロスと違って火力も技の威力もあるので、結構相手に負担をかけられていると思いました。「ブレイブバード」、「おんがえし」、「ばかぢから」でほとんどのポケモンを見れるので、最後の一枠はなんでもいいと思いました。今回は全体技として「いわなだれ」を採用してみましたが、一応使える場面があったのでよかったです。
飛行技の一貫性は相変わらずあるので、今後ほかの構築にも使える可能性を感じました。あと、『ダウンロード』の仕様を知らずDに4振っていましたが、最速ガラガラがS106らしいのでその4をSに回すべきだったと後から知りました^^;
ウインディ
技 : かえんほうしゃ バークアウト おにび まもる
持ち物: オボンのみ
特性 : いかく
性格 : おくびょう
努力値: H204 C44 D4 S252
実数値: 191-*-100-126-101-161
威嚇枠。
最初は電気を受けられてガブに抜群をとられないワルビアルを使用しようと考えていましたが、カミツルギを倒せない問題が発生してしまったのでウインディを使うことにしました。
火力がそこまでないので、相手を倒すというよりは相手の厄介なポケモンの火力を下げて味方のポケモンを動かしやすくする方が役割を持てると考えたので、最速で「バークアウト」や「おにび」をできるだけ上から入れられるようにしました。スタンパみたいな相性のいい6体で構成された受け回しをしながら相手を倒していくような構築にはかなり強かったのですが、少しとがったポケモンを入れている構築にはあまり選出できませんでした。
今まで使ったことがなかったのでわからなかったのですが、スタンパに対するウインディ+カプ・テテフの初手選出はかなり安定していると思いました。
カプ・テテフ
技 : サイコキネシス ムーンフォース 10まんボルト まもる
持ち物: エスパーZ
特性 : サイコメイカー
性格 : おくびょう
努力値: H76 B4 C172 D4 S252
実数値: 155-*-96-172-136-161
B : カミツルギの「スマートホーン(A-1)」耐え
B : ガブリアスの「じしんZ(A-1)」耐え
D : [フィールド無]臆病カプ・コケコ珠「10まんボルト」+臆病アローラライチュウ「10まんボルト」耐え。
フィールド枠。間違いなく今回のMVP。
フィールド込「サイコキネシスZ」の火力がえげつなく、半減以外のポケモンはだいたい倒せます。この構築ではカミツルギを生かす構築なので、できるだけZをウインディやアローラガラガラに入れるようにすることが重要です。ウインディに上からZをあてたかったので最速にしました。
現環境カプ・テテフは控えめが多いため、ミラーした時に相手が「こだわりスカーフ」かどうかが判別できるのもよかったです。耐久調整をしているためガブリアスが「ムーンフォース」で落ちないことがあります(7割くらいは落ちます)が、その時はカミツルギの『ビーストブースト』に使えるのでそれはそれでいいと思っていました。この構築での役割は、Z技で炎タイプを落とし、「サイコキネシス」で割とこちらに刺さってるカプ・コケコを落として、あとはある程度削ってカミツルギで倒せる圏内に持っていくようにすることです。
ポリゴン2
技 : れいとうビーム どくどく トリックルーム じこさいせい
持ち物: しんかのきせき
特性 : ダウンロード
性格 : ひかえめ
努力値: H244 C36 D228
実数値: 191-*-110-143-144-80
S操作枠。
上4匹のSが中途半端なのでS操作要員が必要だと思ったので、「おいかぜ」「こごえるかぜ」「でんじは」「トリックルーム」どれにも対応できる「トリックルーム」が最適だと思い、「トリックルーム」要員が必要だと考えました。「トリックルーム」要員としてはポリゴン2かヤレユータンだと思いましたが、自分で相手を倒せる火力があり回復もできるポリゴン2の方が強いと考え採用しました。
対ポリゴン2やヤレユータン、トリトドンなどを考えると「どくどく」「じこさいせい」は必須だと思いました。すると技の残り枠が一つしかなかったので、テッカグヤや水タイプに入る「10まんボルト」かガブリアスに入る「れいとうビーム」で悩みましたが、こちらのトリルアタッカーであるギガイアスの技範囲を考えて「れいとうビーム」を採用しました。
そのため、CはD4振りガブリアスを落とせるところまで振りました。残りは相手がポリゴン2を攻撃してくるとき特殊2匹で殴って来ることはよくあるが、物理2匹で殴ってくることはあまりないと考えてDに振りました。
構築上格闘が重かったのでヤレユータンにしておけばよかったと思うこともありましたが、ポリゴン2でガブリアスを見てる場面はよくあったので、格闘とガブリアスだったらガブリアスの方が当たる数が多いため、やはりポリゴン2の方が適していたのかなと思いました。
ギガイアス
技 : いわなだれ ヘビーボンバー ワイドガード まもる
持ち物: かたいいし
特性 : すなおこし
性格 : ゆうかん
努力値: H244 A60 D204
実数値: 191-179-150-*-126-27
天候枠。
カミツルギの「きあいのタスキ」を霰で潰されるのが嫌だったので、天候枠が欲しいと考え採用しました。天候としては最初は雨で考えていましたが、ワルビアルをウインディに変更したことで雨との相性が悪くなり砂になりました。砂ならこちらの「きあいのタスキ」は潰れず相手の「きあいのタスキ」を潰せる可能性があるのでカミツルギとの相性はいいと思いました。また、Sが遅いためトリルアタッカーになれるので、ニョロトノやペリッパーではなくギガイアスでよかったと思いました。
「とつげきチョッキ」ではないのでDを振らないと、カプ・テテフの「サイコキネシスZ」で普通に倒されてしまうのでDにかなり振り、その分失った火力を補うために「かたいいし」を持たせました。
「いのちのたま」や「イワZ」ではだめなのか?と思うかもしれませんが、「いのちのたま」は耐久を振っているのに自分から削りに行っては意味ないと思い、「イワZ」にすると素の「いわなだれ」の火力がなくなり、テッカグヤの「みがわり」を壊せなくなってしまう可能性が出てきてしまうので、「かたいいし」が一番いいと考えました。
相手のトリルアタッカーを見る役割も持っているため、トリルアタッカーに多い全体技を防げる「ワイドガード」も欲しいと思い採用しました。ギガイアス自体ガブリアスに対して打点を取り辛いので、「ワイドガード」を入れることでガブリアスの前でも「じしん」を防ぐ役割を持てているのもよかったです。
技の残り一枠として「ストーンエッジ」、「ヘビーボンバー」、「じしん」がありましたが、「ストーンエッジ」は技範囲が狭くなり、「じしん」だと相手に「ワイドガード」持ちがいたとき何もできなくなってしまうので「ヘビーボンバー」にしました。ポリゴン2とのトリル下での制圧力はかなり高かったです。ただ、ハリテヤマだけはめちゃくちゃきつかったですw
回し方
立ち回りとしては、最初カプ・テテフ+何かで入ってカプ・テテフが「サイコキネシス」や「サイコキネシスZ」で倒していき、残ったところをカミツルギで倒しに行くのが理想的でした。
「トリックルーム」が刺さっていそうな相手なら、カプ・テテフ+ポリゴン2やカミツルギ+ポリゴン2で、カプ・テテフかカミツルギがやられそうな時や明らかにギガイアスに交代できるときに「トリックルーム」を貼ってスイッチしていくのも強かったです。
構築上Sが速いポケモンがカミツルギしかおらず、そのカミツルギすら抜かれることがあるので、序盤はSの速いポケモンを倒していくことが重要だと思いました。
耐久が高いポケモン(テッカグヤやポリゴン2など)はだいたいSが遅いため、Sがそこそこの速さのポケモンが多いこちらの構築ではだいたい上から殴ることができ、後からいくらでも殴るチャンスはあるので、序盤は殴れる機会があれば殴る程度でむしろその取り巻きを倒していく方を優先していった方がいいです。ただ、もちろん集中で倒せそうなときは狙っていった方がいいです。
パッと見テッカグヤを倒せるポケモンが少ないため「テッカグヤ重くない?」と言われましたが、ポリゴン2以外はテッカグヤの「みがわり」を割れるダメージを与えられます。確かに処理は面倒ですが、倒せる場面は作れるので、テッカグヤを倒せないような状況を作りださないようにすることが大切だと思います。
先発は、ガブリアス+カプ・コケコ+テッカグヤを軸にしたスタン構築には、ウインディ+カプ・テテフ、Wolfeパに対してはカプ・テテフ+ウォーグル(後発はカミツルギ+ポリゴン2)、それ以外にはポリゴン2+カプ・テテフorカミツルギが割と安定するかなと思います。
さいごに
構築ができたのがオフの前日の夜だったのであまり回す時間はありませんでしたが、オフでやった対戦も含め構築的に不利ということはなかったので、だいたいの構築に五分以上の相性をとれる構築にはなっていると思います。1つ欠点を挙げるならトリル構築のハリテヤマの処理だと思いました。
最初にも書いた通り、最近はオフにも参加しておらず、まともに参加したのが2015年の9月末に開かれたカマルオフだったので最初は少し緊張していましたが、やっぱりオフは楽しかったです。アローラダブルは結構面白いと感じているので今後もまた参加していきたいと思います。あと、前々から予選抜けてもあと一歩のところで勝ち切れず、ベスト4止まりだったので、1回は優勝してみたいですw
P.S. 3位を譲ってくれたはやと★さん、ありがとうございました。
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