サンムーンでメガシンカ続投かはまだ不明。WCSの仕組みを説明します
[出典] pokemon.com
こんにちは、masaです。
9月19日にTPCiから発表された、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2017」リージョナルチャンピオンシップスに関する告知記事のサムネイルに、メガミュウツーY、メガレックウザが使用されました(この記事にも同じ画像を使わせていただいています。)。
このことを受けて、「ポケットモンスター サン/ムーン」でもメガシンカという制度は続投されるのではないかと物議を醸していたため、それに対する指摘と合わせて、ポケモンワールドチャンピオンシップス(以下WCS)の対戦ルールの仕組みについてお話しをしたいと思います。
WCSの仕組み
[出典] Twitch
ちょうど1ヵ月前にWolfe Glickがライチュウカポエラー入りのオーガレックを使用し、WCS2016世界大会を優勝したのは記憶に新しいと思います。
彼が出場したのは、大会1日目(DAY1)からで、そこで行われたスイスドロー形式の予選を勝ち抜いて、大会2日目(DAY2)に進出。さらに2日目でも100人超のスイスドローを勝ち抜いて決勝トーナメントに進出し、大会3日目(DAY3)にあたる決勝戦へ駒を進めました。
ではWlofeはどのようにして、この世界大会に出場したのでしょうか。
この世界大会、基本的に誰でも参加できるというものではなく、出場するためには各国で行われる予選を勝ち抜く必要があります。例えば日本でも、5月に「ジャパンチャンピオンシップス」のインターネット大会が開催。参加者15000人のうち上位50名まで絞り込まれ、世界大会への出場権が与えられました。
しかしこの予選、日本や韓国のみの特別な形式で、アメリカやヨーロッパ、アフリカやアジアなどの地域では、1年間かけて予選が開催されています。その予選形式とは、地区大会や全国大会に繰り返し出場し、大会ごとの成績に応じて与えられるポイント(CP、チャンピオンズポイント)を一定以上集めた人のみが、世界大会への出場権を獲得できる仕組みです。
WCS2015も8月に世界大会が行われましたが、実はその世界大会会場から遠くない所で、同日にWCS2016の地区大会が開催されていたほどで、本当に丸々一年開催されているのです。
通年開催の問題
ただ、通年開催していると、ある問題が生じます。それは、新作の発売によるルール変更が起きるのが、例年9~11月頃になることです。つまり、WCS2016シーズンと称しておきながら、2015年夏から秋にかけて実際に採用しているルールは、2015年ルール(VGC2015と呼ばれます)のものになります。カイオーガやレックウザなどの特別なポケモンを使用できるルールに変わったのは冬からで、それまではVGC2015ルールでWCS2016予選が開催されていたのです。
今回の告知記事に採用されたサムネイルは、新作が始まるまではWCS2017がVGC2016ルールで開催されますよといったアナウンスにすぎず、新作発売以降のルールには何も触れられていません。引いては、「ポケットモンスター サン/ムーン」にメガシンカの要素が残っているかはまだ分からないというわけです。
ちなみに2016年12月1日から新しく2017年ルールに切り替わることは公表されていて、早速12月9日からイギリスのロンドンで国際大会が開催されます。どのような構築が披露されるのか今から楽しみですね。
masa
2013と2015年に公式全国大会出場した人。
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