Sejun Park – AMALGAME(アマルガム) http://amalgame.jp ゲームと「今までつながらなかった何か」をつなげるメディア Tue, 16 May 2017 08:56:29 +0000 ja hourly 1 http://amalgame.jp/wp-content/uploads/2017/01/cropped-favicon-125x125.png Sejun Park – AMALGAME(アマルガム) http://amalgame.jp 32 32 【ONOGインビテーショナル使用/DEXオフ優勝】Sejun ”60%”テテフライド [VGC2017] http://amalgame.jp/462867q0/ Mon, 17 Apr 2017 23:04:06 +0000 http://amalgame.jp/?p=13160 もっと読む »]]>

原文:[WCS2017] 60% 파티 리포트
筆者:Sejun Park/박세준(@pokemon_tcg)
翻訳:ジョン(@virgoh0093)
 

こんにちは。2月の末に行われたONOG Pokemon Invitationalという招待制大会を皮切りに、最近まで修正を繰り返し行って使ったパーティを紹介します。パーティ名は「60%」で、構築内でのある技の命中率から取ってきました。
 

WCSルール構築一覧

構築経緯

「じゃくてんほけん」+「じならし」

ONOG Invitationalの日が迫っていましたが、使っていた構築が全部気に入らず、直前の日完全に新しいパーティを作ることにしました。

「じゃくてんほけん」を直接発動させるコンボが使いたくて研究していた時、「じならし」+『クリアボディ』メタグロスの組み合わせに注目し、防御が高いメタグロスと一緒にする「じならし」使いに、Dがとても高いヌメルゴンを選択してパーティとしてまとめたのがこちらです。 

しかし早めにパーティを提出するべきだったため特にテストはできず、既存のパーティで使っていた4匹を入れました。

そのため欠陥の多いパーティになり、ONOGはカプ・レヒレ+ウィンディ+ベトベトンRを突破できず負けました。

「つるぎのまい」+「カクトウZ」カミツルギ

ベトべトンRとカプ・レヒレに強いポケモンが欲しいと探したところ、ウィンディすら狩る「つるぎのまい」+「カクトウZ」カミツルギの話を思い出して使ってみました。とても強かったです。

浮いているポケモンも、安定したS操作手段も無く、スカーフガブリアスが辛かったためそれに強いフワライドを投入。

ここまではいい感じでしたが、テッカグヤがかなりキツくメタグロスの役割が微妙で命中不安が気に入らなかったので、結局最初のコンセプトは諦めて似たようなポケモンでテッカグヤとカプ・レヒレに強いジバコイルを入れます。

他にもガブリアス、カプ・コケコ、トリトドンを使ってみましたが、個別の紹介は3月のDEXオフ優勝の時の6匹にします。

個別説明

ヌメルゴン

技  : りゅうのはどう かえんほうしゃ ヘドロばくだん じならし
持ち物: とつげきチョッキ
特性 : ぬめぬめ
性格 : ひかえめ
努力値: H156 B164 C76 D4 S108
実数値: 185-*-111-154-171-114

ぬめぬめ
直接攻撃を受けると、相手の『すばやさ』ランクを1段階下げる。

チョッキヌメルゴンは雨(ペリッパーゴルダック)や晴れ(コータスドレディア)など、特殊攻撃を中心としたパーティにとても強いです。広い技範囲を持ち、チョッキを持っても技の選択に結構悩むところがあって、安定したダメージの「りゅうのはどう」、鋼への打点となる「かえんほうしゃ」、カプを殴る「ヘドロばくだん」、そしてS操作ができる「じならし」を使いました。

「じならし」はメタグロスを抜いてしまったので、「じゃくてんほけん」とのコンボはできませんが、パーティ内のポケモンが「じならし」のメリットを得ることが結構多いのに加えて、互いに打点の無かったウツロイドに大きなダメージを入れることができます。火力の低いヌメルゴンを放置し、隣のポケモンに速い攻撃をしようとする相手を「じならし」+「まもる」でいいポジションに持ち込むことができます。

「10まんボルト」は麻痺を狙えること以外はペリッパーゴルダック相手に弱点を突けることくらいしか「りゅうのはどう」とあまり差が無く、「れいとうビーム」はパーティに他のガブリアス一撃手段が結構あり、「りゅうのはどう」でもダメージが結構入るため除きました。

特性はもともとドレディアコータスを完封するために「そうしょく」を使っていましたが、ドレディアコータスの選出をされることががあまりなかったし、されたとしてもヌメルゴンに「ねむりごな」を使う人はいなかったため、『ぬめぬめ』に変更したところたまに有効に働きました。発動対象は主にカミツルギです。

素早さは「じならし」1回でガブリアスやウツロイド抜き、また一般的なカプ・レヒレより速くなります。

「りゅうのはどう」でゴルダック確2、「ヘドロばくだん」でカプ・テテフを2回で倒せるような基本的な火力のため少しCにふって、物理はカミツルギの「スマートホーン」2回を67.6%で耐え、陽気ガブリアスの「ジメンZ」を62.5%で耐えるところで妥協しました。

弱点を突かない限り低い火力と半端なS、また一般的なトリル使いとトリルエースにあまり強くないため、スタンパ相手には活躍が難しいです。フェアリー弱点のせいでカプ・レヒレとカプ・テテフがキツいのも短所。

 ジバコイル

技  : 10まんボルト ラスターカノン めざめるパワー氷 まもる
持ち物: たつじんのおび
特性 : がんじょう
性格 : ひかえめ
努力値: C252 D4 S252
実数値: 145-*-135-200-111-112

難敵だったテッカグヤやカプ・レヒレに強く、追い風中の打点も素晴らしいです。ポリゴン2ギガイアスも、「じしん」を使われない限り相性的にある程度受けられます。

メタグロスから変えた直後は「じゃくてんほけん」をそのまま使いましたが、その要らなさに気づき、対カプ・テテフとガブリアスの乱数を確定にしてくれる「たつじんのおび」に変えました。「10まんボルト」はH252振りのカプ・テテフを50%で倒し、体力を削った状態なら確率はさらに上がります。

ただ、追い風がない状態では弱く、ウィンディやカプ・コケコに大きなダメージを与えられないこと、霰で『がんじょう』が潰れてしまうのが惜しかったです。

努力値は『がんじょう』を信じて単純に控えめCS。S努力値60未満のカプ・レヒレを超えられ、「じならし」を受けた最速ガブリアスと同速です。

 フワライド

技  : シャドーボール おいかぜ おにび さいみんじゅつ
持ち物: サイコシード
特性 : かるわざ
性格 : ひかえめ
努力値: B52 C236 S220
実数値: 225-*-71-154-74-128

カプ・テテフと組ませて「サイコシード」を発動させれば、特性の『かるわざ』でSが2倍になり、ほぼ全てのポケモンの上を取れる追い風要員。防御・特防の種族値は低いですが、特殊は「サイコシード」、物理は「おにび」で補充ているためあまり一撃で倒されることはありません。

飛行+「おにび」でガブリアスに強いところや、「サイコフィールド」の効果を受けなくても「ねこだまし」や「しんそく」を撃たれないところが強みです。基本的にとても速くて安定して「おいかぜ」が使えるし、生き残っていれば2回目の「おいかぜ」も使えるところまではいいのですが、高くないC種族値に使える技が「シャドーボール」だけなため追い風後には置物になりやすく、交代すれば『かるわざ』を失いかなり弱くなるので、不利な状況でも交代は難しいです。

個人的に置物になるのが大嫌いなので、特攻に多くふって役割の範囲を広げるため「さいみんじゅつ」を入れました。過信は禁物ですが、勝つのが不可能な状況でも当てさえすればひっくり返せる力を持っている技です。主な使いどころはカプ・テテフが「ちょうはつ」を使えない場面での「トリックルーム」妨害。もちろん外せば負けです。

特攻はほぼ最大にふっているので、「シャドーボール」でカプ・コケコとプテラが確2、D4振りカミツルギが確1(耐久に振っていないやつはほぼ「きあいのタスキ」なのでそこまで意味はありません。)、H4振りライチュウRを87.5%で一撃にできます。ウィンディなどにもある程度強く殴れるので特攻に割いたのかなり得でしたし、特にライチュウR一発はかなり有用でした。

Sは『かるわざ』発動後に最速スカーフウツロイドまで抜けるようにしました。準速ゴルダックは抜けられず、「ミズZ」も耐えれないので、雨の対策は他のポケモンでしないといけません。あまり多く振ったわけではないので、同族勝負ではほぼ負けて悲しかったです。。。他には低い物理耐久を補完するためBに振りました。(フワライドはHPが極端に高いため、Hに振るよりBやDに振った方が効率がいいです。)

特防は多く振れば相手フワライドの「シャドーボール」を2回耐えたりゴルダックの「ミズZ」、カプ・コケコの「デンキZ」を耐えられるという利点がありますが、必要な努力値が多く、特攻の方が重要だと考え排除しました。いろいろと考慮の余地が多いのでフワライドの努力値調整はとても多いと考えます。

ただ、大きな短所としては上記したように交代が難しいため、『いたずらごころ』「ちょうはつ」などダイレクトな対策にとても弱いことです。「さいみんじゅつ」はもちろん、「おにび」が命中不安定技であることも外せません。

 カプ・テテフ

技  : サイコキネシス ムーンフォース ちょうはつ まもる
持ち物: いのちのたま
特性 : サイコメイカー
性格 : おくびょう
努力値: H84 B4 C252 D4 S164
実数値: 156-*-96-182-136-149

高くて安定した火力、フィールドによる先制技の遮断、鋼じゃないとあまり防がれない攻撃相性で「おいかぜ」ととてもマッチしています。パーティ内のウィンディを上から強く殴るポケモンが少ないので、追い風状態でなくても先制できるようSにかなり振りました(準速96族+1)。

しかし、その分最速に弱く火力、耐久が惜しい時もありますので、パーティにガブリアスを入れるとしたらSを削って特攻と耐久に振るのもいいかも知れません。「ちょうはつ」はポリゴン2の「トリックルーム」を止めるための必修技。バルジーナの「おいかぜ」も防げます。

 カミツルギ

技  : リーフブレード せいなるつるぎ つるぎのまい みきり
持ち物: カクトウZ
特性 : ビーストブースト
性格 : ようき
努力値: H52 A44 B4 D156 S252
実数値: 141-207-152-*-71-177

相性のおかげで有利な対面を作りやすく、守るや交代を呼ぶのでそのタイミングでの「つるぎのまい」が勝利を掴むのに役立ちます。普通のカミツルギ対策である『いかく』を無視して居座れることが強み。A+1状態の「せいなるつるぎZ」でだいたいのウィンディやポリゴン2を、A+2でテッカグヤを倒すことができます。

「スマートホーン」が入っていないせいでテテフやウツロイド、ミミッキュを一撃で狩れませんが、Aが1段階でも上がっていれば「リーフブレード」でも十分です。また、相手側から「スマートホーン」を意識して身を引くのであまり問題にはなりません。といっても、ミミッキュはかなり問題ですが。。。

「みきりZ」を使うと回避率が1段階上がります。。。。「カクトウZ」が要らない場合や、もうこれしかない時に使います。最後まで希望を持てますが、期待はしない方がいいです。

「きあいのタスキ」を使わないので、スカーフテテフの「サイコキネシス」やカプ・コケコの珠「10まんボルト」などを耐えれるようにDを振り、ガブリアスの「ジメンZ」生存率を上げるためHにもちょっと振りました。

攻撃はもとが高くて努力値を振ってもそこまで効率がよくありませんので、A+2の「リーフブレード」でD4ガブリアスが確定1になるまでだけ振りましたが、火力が微妙に足りない場面がところどころあったので、明確なターゲットが無ければDから少し削ってAに振るのもいいかも知れません。もちろん、このままでもギリギリ耐えれる技が多くてよかったと思います。

プテラ、ギャラドス、ベトベトンRなどからの不意の「かえんほうしゃ」や特殊ポケモンの「めざめるパワー炎」に撃たれて死ぬ場合もあるし、相手がこの型を知っていればかなり困ることがあります。

 ウインディ

技  : フレアドライブ しんそく まもる じならし→ほえる
持ち物: マゴのみ
特性 : いかく
性格 : いじっぱり
努力値: H76 A252 B4 D4 S172
実数値: 175-178-101-108-101-137

あまり説明する必要もないVGC2017の顔。調整は昔使ったレヒレポリZパーティとほぼ同一です。
ウィンディの調整については特に考えるところがなく、そのままでも使用感は良かったんですが、もう少し耐久にあげるのもいいと思います。

案外選出率が高くなかったため、「じならし」を「ほえる」に代えてイーブイなどのギミックやトリル対策の役割を持つようになりました。

その分、もともとパーティ内での役割があまりなかったことで最近ではパーティから抜いてもまあまあ良かったです。(キュウコンRが死ぬほど辛かったですが)

選出

基本

/

VS雨

+@

VS晴れ

+@

VSレヒレがとても嫌な場合

/+@

たまにウィンディがない一部のパーティに対してはカミツルギ+ジバコイルを先発で出したりもします。

難しい相手は、個別説明で述べたように最速ウィンディ、ダイレクトなフワライド対策、予想できなかったところでの「かえんほうしゃ」以外にも、カプ・テテフの「ちょうはつ」で防げない「このゆびとまれ」や「メンタルハーブ」と組み合わされた「トリックルーム」がキツく、なによりミミッキュがとても嫌です。

ミミッキュは調整とアイテムを予測し辛いのに、ゴーストタイプの技でテテフライドに大きなダメージを入れてくるし、『ばけのかわ』に「トリックルーム」まで。。。

また、ガブリアスがいないため相手ウィンディとコケコの一貫性が大きく、それらを一撃にすることが難しいので注意が必要だし、フワライドが天候技を持っていないので「オーロラベール」と「ふぶき」を使ってくるキュウコンRもまた面倒です。

ダイレクトなフワライド対策に関しては今度YouTubeチャンネルをオープンしながら詳細な動画を作ろうと思います。よろしくお願いします。(__)

おわりに

テテフライドは最近色んな大会で優勝した強力な組み合わせです。その分知りわたってるし、フワライドがカウンターにはあまり対応し辛いところで、うまく使うためにはフワライドを除いた選出も考えるべきだと感じました。今年のルールはパーティ構築において念頭に置かなきゃいけないことが今までよりもかなり多くて難しいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

QRレンタルチーム

QRレンタルチーム詳細(PGL)

QRレンタルチームの使い方

①【PC側の操作】PGLにログインして、上記[QRレンタルチーム詳細(PGL)]ページ下にある[QRコードを表示する]ボタンをクリック。
②【DS側の操作】バトルチームの選択画面で[QRコードを読み込む]を選択。
 

使い方の注意についてPGLより引用:

「QRレンタルチーム」は通信対戦やバトルスポットの一部、バトルツリーなどで、「バトルチームを選ぶ」ときに左端にある「QRコードを読み込む」から、使うことができます。
カメラが起動するので、このQRコードが枠内に収まるようにして読み込んでください。

メニュー画面の「QRスキャン」から読み込んでもQRレンタルチームは利用できませんので、ご注意ください。
うまく読み込めない場合は電子説明書をご覧ください。

【ご注意!!】
表示されているQRコードは、現在ログインしているゲームソフト専用のQRコードです。異なるゲームソフトでこのQRコードを読み込んでも、QRレンタルチームは利用できません。

WCSルール構築一覧

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【WCSレートS1最高1位】レヒレポリZレポート[VGC2017] http://amalgame.jp/fini-poryz-sejunpark-20170102/ Mon, 02 Jan 2017 13:15:50 +0000 http://amalgame.jp/?p=10273 もっと読む »]]> 日本語(Japanese) 英語(English)

原文:[WCS2017] 카푸느지느-폴리곤Z 축 파티 리포트
筆者:Sejun Park/박세준(@pokemon_tcg)
翻訳:ジョン(@virgoh0093)
 

始まるにあたってまず、元になるパーティの製作者であるしょちゃん(@shochan_poke)さんにお礼申し上げます。

構築経緯

12月17-18日に、小規模ですが韓国最初のWCS2017公式大会が釜山(ブサン)で開かれました。しかし、期末テストがその前日に終わり、孵化作業はしたものの対戦は一回も出来ませんでした。

つまり、新しい構築を作るのは無理だと考え、急いでどこかのパーティを参考にする必要がありました。

しかし、特になんの進みもなくブサン行きの列車に乗り、17日TCG部門ではMレックデッキでベスト8でオーロットBREAKにぼろぼろにされ、宿でJJI(@jungin365)さん, MeLuCa(@MeLuCaVGC)さんとともにVG部門の最後の準備をすることになりました。

大会当日の夜明けまで先に借りてたパーティでただレートを潜り、左折していきましたところ、MeLuCaさんがグーグルで探したという構築記事を見せてくれました。(元の記事は現在削除されています。)

当時としてはかなりユニークでしたが、読んでみればその高いレートに納得のいく構築でした。ここで特にレヒレとポリZが気に入りました。持っているウィンディとベトベトンの持ち物や技を変えて即使うことにしました。

時間が遅かったので、パーティを借りてレートは潜れず、すぐ眠りました。

4時間ぐらい寝てすぐ大会場へ。

.
.
.

期待以上に強力でした。(決勝ではカビゴンの腹太鼓トリルに見事負けました。)

帰宅後、この構築の秘められた強さとポテンシャルを感じ、いくつか変更し、すぐレートに突入しました。

期待以上に強力でした。

2000チャレンジをしようとしたら、情報上の利点を得るには時期を逃してしまい。ミラーでも2回完敗し完全にレートの闇に落ちてしまいました。

まあ、どうでもいい話はここまでにして、説明に入ります。

個別説明

 カプ・レヒレ

技  : だくりゅう ねっとう マジカルシャイン ムーンフォース
持ち物: こだわりメガネ
特性 : ミストメイカー
性格 : ひかえめ
努力値: H252 C252 S4
実数値: 177-*-135-161-150-106

カプ・レヒレの強さはその安定性と一貫性にあります。水・フェアリーの相性は攻撃、防御両面で優秀でHに252をふるだけで物理と特殊両面で優れた耐久を持ちます。

こうやって高い耐久で居座りながら「こだわりメガネ」で高くなった火力の一貫性のいい範囲技を使っているだけで対策をちゃんとしていない相手の陣営を崩壊させることが出来ます。

「ミストフィールド」はその性能よりは、相手フィールドを無くすことに意味があります。レヒレは相手カプに決して強くありませんが、安定して初手に出せますし(遅いのでフィールドが取れる)、「サイコフィールド」や「エレキフィールド」を消すのは微妙な耐久のポリゴンZとは相性がいいです。後地味にドラゴン半減の効果があり、ボーマンダの「りゅうせいぐんZ」を他のポケモンが余裕を持って耐えれるようになり、状態異常にならない効果によって「ほうでん」や「ふぶき」を打たれたときの心的負担が減ります。

「だくりゅう」でH252振りのガラガラを確定1発にする火力を出すことが出来て、範囲技なのでトリトドンを気にしなくて良い点が強いです。言わば脳筋です。脳を使わずに打てます。無論外せばイラつきますが、レヒレの安定性のおかげで、ほぼすべての状況で1~2回の外しは許せます。主に「だくりゅう」や「マジカルシャイン」で着々とダメージを積ませます。他の技は相手の「ワイドガード」が大きく負担になるときや、さらに大きな威力で相手を攻撃するべき状況でたまに使います。

 ポリゴンZ

技  : トライアタック はかいこうせん れいとうビーム あくのはどう
持ち物: こだわりスカーフ
特性 : てきおうりょく
性格 : ひかえめ
努力値: H4 C252 S252
実数値: 161-*-90-205-95-142

ポリゴンZを見ればほぼすべての人が「テクスチャーZ」を意識し、守らずに先に攻撃しようとする傾向が見れたのでさらに刺さったスカーフポリzでした。『てきおうりょく』「トライアタック」は一貫性も火力も高く、H4振りのカプ・コケコを37.5%で1撃で倒すことができて成功した場合ほぼ勝つことが出来ます。

残しておくと面倒くさくなるガブリアスも「れいとうビーム」1撃で落とせます(チョッキでもH4なら高乱1)

「はかいこうせん」は必ず倒すべき相手に撃つ技で、”外す=負け”の公式が成立します。かなり使うので、使う際は祈りましょう。

最後の枠はガラガラの打点になる「あくのはどう」を入れました。「あくのはどう」を使わないと、「ウィンディ」や「カミツルギ」、「ガラガラ」を一貫性を持って撃てなくなるので「あくのはどう」を採用しました。微妙ではありますが、ちゃんと「あくのはどう」を使う場面は出ました。

弱点攻撃をされることも少なく、「ミストフィールド」まではれればZ技以外には1撃にされない場合が多く、プレッシャーをかけやすかったです。

最初はSを準速フェローチェ抜きまで調整しHにあげてましたが、考慮しなかったスカーフブルルの「いわなだれ」に撃たれてひるんだのを見て、CS252に変えました。

 ウインディ

技  : フレアドライブ ワイルドボルト しんそく まもる
持ち物: ホノオZ
特性 : いかく
性格 : いじっぱり
努力値: H76 A252 B4 D12 S164
実数値: 175-178-101-*-102-136

値から強い『いかく』+炎タイプアタッカーで、レヒレとの相性が抜群です。「フレアドライブZ」は反動ダメージが無い長所があり、これといったターゲットが決まったわけでもないので、いつも適当に選出していてポリゴン2やベトベトンに瞬間的に大きな火力が必要な時に有用です。

「ワイルドボルト」はトリトドンと並んでいる時に、ギャラドスやペリッパー、オニシズクモに対し有効です。「しんそく」はかなり威力の高い先制技で、レヒレポリ2でダメージを蓄積させた後の締めとして強いです。

攻撃は全振り、HPは霰や砂ダメージを考え16n-1にして、Sは準速デンジョモク+1(曖昧なところ)、残りはあまり意味はありませんが『ダウンロード』を考え特防にもうちょっとあげました。

パーティで唯一テッカグヤに強いポケモンで、テッカグヤが見えると必ず出します。テッカグヤがそこまで問題にならないのは、他のパーティがテッカグヤに「弱くないため」で、テッカグヤが頑張って種をまくか、身代わりを使おうが、構わず隣のポケモンを全部倒してウインディとの対面を作れば勝ちです。

 カミツルギ

技  : リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ まもる
持ち物: きあいのタスキ
特性 : ビーストブースト
性格 : ようき
努力値: H4 A252 S252
実数値: 135-233-151-*-51-177

レヒレと相性がいい高速アタッカーで、トリトドンなどの水にも強く、コケコを除いたカプ系に強く、ポリゴン2にもいい打点を持っています。レヒレやポリゴン2と一緒の場合、攻撃的なプレッシャーが強力です。

攻撃技が「ヘビーボンバー」だけのテッカグヤは、カミツルギに「やどりぎのタネ」も使えず、大きなダメージを与えられないため、上述したようにテッカグヤを放置して隣のポケモンの処理が出来ます。

ただし、カミツルギ・キュウコンと同速競争をする場合が多いため、そこで勝てなければいけないのがかなり残念です。

 ベトベトンR

技  : どくづき はたきおとす かげうち まもる
持ち物: フィラのみ
特性 : くいしんぼう
性格 : いじっぱり
努力値: H204 A252 B44 D4 S4
実数値: 206-172-101-*-121-71

「フィラのみ」のおかげで生存力がとても高く、相手のカプとガラガラに強い相性補完の役割をしています。ヤレユータン、ポリゴン2などトリル貼りにも強く出ることが出来て、有能な先制技も保有。

努力値は特別に調整したわけではなく、元の記事を見てそのまま使いました。

Sにかなりふっているガラガラもいるので、Sを調整したかったんですが、適当な妥協点が見付らず、4振りだけにしました。

こうすればまず最遅ブルルよりトリルで1速いです。

主にトリルやカプ軸のパーティ相手に選出されます。ガブリアスに弱いため相手のエントリーに存在している場合、ウィンディとともに選出は控えめにしています。

 トリトドン

技  : ねっとう れいとうビーム ヘドロばくだん まもる
持ち物: オボンのみ
特性 : よびみず
性格 : れいせい
努力値: H164 B92 C252
実数値: 207-*-100-158-102-39

雨、ミロかロス、ギャラドス、オニシズクモなどを選出の時点で圧迫し、知られている通りウィンディとの相性がいいです。

速めに処理しないとめんどくさくなるコケコやガブ(「ジメンZ」には注意)を受けに出やすいし、対トリル相手にもある程度使っています。

努力値は元のパーティ通りにしており、守る以外は補助技が無い技らしくトリトドンもまたアタッカーとして役割を果たします。

ただ、一般的にはあまり選出されず、ベトベトンと同じく対トリルや相手側からトリトドンを効果的に処理する手段がない場合選出します。

特に選出しなくても相手選出に影響を与えるポケモン。

選出

選出は単純に相手パーティに最も効果的な攻撃相性の4匹を選びます。主な選出はレヒレ+ポリゴンZ/カミツルギ。

カミツルギのようにレヒレの対策が存在しないパーティは普通の選出でほぼ勝てました。

対トリルは不利な対面を作らずにトリルターンを消費させ、トリルが終わった時にまた使えないようトリル要員のHPを削って置く事を基本的な勝ち筋にしますが、相手がこれを承知の上なら勝ち辛いです。特に「はらだいこ」カビゴンは本当にキツイです。

攻撃技ばかりであらゆるギミックに対する対策はほぼないと言っても過言ではないので、イーブイZなどのギミックパーティに当たれば負ける可能性が高いです。

とにかくカミツルギが重い…キュウコンもめんどいし…ドレディアコータスもかなり怖いです…

終わりに

レヒレや「こだわりスカーフ」ポリゴンZが知られてカミツルギが多くなった今は前より簡単に勝つのは辛くなりましたが、しばらく楽しく使ったパーティです。もちろん、まだ強力なパーティだと思いますので参考になればと思います。

最後に改めて、このパーティの土台はしょちゃん(@shochan_poke)さんの構築から参考にしました。

読んでいただいてありがとうございます。2017年はさらに頑張ります。

QRレンタルチーム

QRレンタルチーム詳細(PGL)

QRレンタルチームの使い方

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使い方の注意についてPGLより引用:

「QRレンタルチーム」は通信対戦やバトルスポットの一部、バトルツリーなどで、「バトルチームを選ぶ」ときに左端にある「QRコードを読み込む」から、使うことができます。
カメラが起動するので、このQRコードが枠内に収まるようにして読み込んでください。

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