Big-JC [VGC2016]
はじめに
2好きです。
今回は、2016年度の日本代表決定戦で、シニアの部で優勝したジェラールさんと僕が使用した構築を紹介したいと思います。
全国大会ではBig6系統の構築が多いと予想し、「Big6の形を残したままミラーにも強くする構築」をコンセプトに、ワタッコとクレセリアを採用したものです。努力値や構築の調整はアルカナさん(@alcana_10906)に協力してもらいました。
個別解説
メガガルーラ
ねこだまし すてみタックル けたぐり ふいうち @ガルーラナイト / きもったま→おやこあい
メガシンカ前:181-147-100-*-100-156
メガシンカ後:181-177-120-*-120-167
努力値:H4 A252 S252
性格:ようき
メガ枠①
「ねこだまし」を使えて耐久もあり、伝説を安定して削れると、まさに最強のメガポケモンなので採用。
「けたぐり」を採用した理由は、ガルーラ+クレセリアの並びで「ねこだまし」+「こごえるかぜ」をした後に相手のガルーラを倒せるようにするため。
メガボーマンダ
すてみタックル ハイパーボイス おいかぜ まもる @ボーマンダナイト / いかく→スカイスキン
メガシンカ前:171-155-90-162-100-167
メガシンカ後:171-165-135-172-110-189
努力値:H4 C252 S252
性格:せっかち
メガ枠②
主にイベルタル+グラードンがきつかったので採用。
選出機会は少なかったです。
ゲンシグラードン
ふんか 10まんボルト だいちのちから まもる @ べにいろのたま / ひでり→おわりのだいち
ゲンシカイキ前:175-*-160-165-115-140
ゲンシカイキ後:175-*-180-220-115-140
努力値:C236 D36 S236
性格:ひかえめ
C : 「ふんか(晴)」でメガガルーラを高乱数1発
D : ゲンシカイオーガの「れいとうビーム」を最高乱数以外2発耐え
S : 最速ドーブル抜き
命中率が安定している特殊型を採用。「10まんボルト」は、カイオーガやファイアローなどに打ちました。
性格がひかえめな理由は大きく分けて2つあります。1つはクレセリアの「こごえるかぜ」を絡めることで、相手のメガガルーラよりもはやく、また1撃で処理をすることが可能になるため。
もう1つは後述のクレセリアよりもS実数値を1低くすることで、ドータクン+カイオーガの並びに対して「トリックルーム」を返したあとに雨が降っている状態でも「スキルスワップ」+「ふんか」をすることができるためです。
ゼルネアス
ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール まもる @パワフルハーブ / フェアリーオーラ
実数値:219-*-145-176-119-127
努力値:H140 B236 C68 D4 S60
性格:ひかえめ
B : S2段階上昇時、ドータクンの「ジャイロボール」を確定耐え
C : H4振りゼルネアスを「ムーンフォース」で確定1発
S : S1段階下降メガボーマンダ抜き
「トリックルーム」や「こごえるかぜ」などのSサポートがあることからひかえめ耐久型で採用。
グラードンもゼルネアスも中途半端なSにしてしまうのはやや抵抗があり、おくびょう型も使いましたが、以前ジャパンカップで使った控えめ耐久の強さが忘れられずそのまま採用しました。
ワタッコ
ねむりごな いかりのこな アンコール まもる @ きあいのタスキ / ようりょくそ
実数値:181-*-92-75-115-178
努力値:H244 B12 S252
性格:おくびょう
グラードン入りに大体出します。
シニアの部の決勝動画を見ていただけると分かると思いますが、対グラゼルネに対して最強の駒になります。
日本代表決定戦の決勝トーナメントは、予め決勝トーナメント進出者全員の構築の技・性格・特性等を公表されるマッチ戦だったので、『分かっていてもどうしようもない』ポケモンを使用したいと考え、「ねむりごな」さえ当てれば最強の一般枠にすらなり得るワタッコを採用しました。
「いかりのこな」や「アンコール」でゼルネアスのサポートもできるのが強みです。
クレセリア
サイコキネシス こごえるかぜ トリックルーム スキルスワップ @ オボンのみ / ふゆう
実数値:208-*-141-122-151-141
努力値:H100 B4 C212 D4 S188
性格:おくびょう
D : メガゲンガーの「シャドーボール」高乱数2発耐え
C : 「こごえるかぜ」+「サイコキネシス」でBS振りのクロバットを確定1発
S : 最速ドーブル抜き抜き
この構築のS調整の要。
Big6が苦手とするクロバットに強い型にしました。
上述の通りSを141にしてグラードン+1の調整にしています。
選出
オーガレックに対しては、初手ガルーラ+クレセリア
グラゼルネに対しては、初手ワタッコ+グラードンorガルーラ+ゼルネアス
グラカイに対しては、初手ガルーラ+クレセリアorワタッコ+グラードン
…などと、おおまかにだけ決めといて厳しい相手だと思ったらワタッコを選出していました。
総括
自分自身の日本代表決定戦の結果は奮わなかったのですが、シニアの部でジェラールくんが優勝してくれたので構築の強さが証明されたと思っています。
つい先日世界大会が終わりましたが、まだ僕のVGC2016は続きます。
今後も強く自分らしい構築を使って勝っていきたいです。
関連動画
ライブ大会ポケモンJCS2016決勝戦 ジェラール vs ゆうだち
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