【シーズン1WCSレート最終35位/京オフ準優勝】トゲデマルウォーグルレヒレ[VGC2017]
mashと申します。僕はVGC2016のルールにおいてはほとんど自分で納得いく構築が組むことが出来ず、構築を組めないことにコンプレックスを抱いていました。今回の構築はそんな自分のコンプレックスをある程度払拭してくれたオリジナルの構築になります。
成績
京オフ準優勝
最高レート WCS1957 この時私は世界一のトゲデマルプレイヤーになっていたかもしれない
最終レート WCS1953 35位
構築経緯
構築のスタートとして、ましゅオフでの経験からカプ・コケコやテッカグヤの採用率とそれに見合った凶悪な性能を実感しました。そしてそれに対するメタとしてトゲデマルというポケモンが非常に刺さっていると考えたため使うことに決めました。
さらに私がこのルールを観察している中で、
①耐久と火力のバランスが非常に優れていて、なおかつフィールド下においてぶっ壊れた性能を誇るカプ・シリーズからフィールドを取り上げることができるカプ・レヒレが「こだわりメガネ」を持つことで非常に安定したダメージ源となるということ、 ②このルールはZ技などの存在から上から攻撃を通し続けることが必要で、そのためにはS操作出来るポケモンが必須 |
上記の2点を考えたためこの事を構築に盛り込むことにしました、トゲデマル自身「ほっぺすりすり」という麻痺技をバラまくことが出来ますが、構築を組む時点でカプ・レヒレが流行り始めていたため、別のポケモンにS操作を任せ、トゲデマルにはサポートに回ってもらうこととしました。
トゲデマルと組み合わせるS操作手段を考えたときに、前途の理由の通り麻痺は採用できない。「トリックルーム」はトゲデマル自身が早いポケモンであるため採用できない。構築を組んでいた時期にたくまるというプレイヤーがトゲデマルレヒレという私が組みたいジャンルの構築を組んでいて、その構築にも「おいかぜ」が入っておりマッチしているように思えたため「おいかぜ」を使うことを決めました。
しかしトゲデマルでサポートしながら「おいかぜ」をしようとなると、「おいかぜ」をした後制圧力を高めないと相手のポケモンを倒すまたは体力を削る前に「おいかぜ」が切れてしまうためある程度「おいかぜ」要員にもパワーが求められます※1。
そこで「ヒコウZ」を持ったウォーグルであれば、「おいかぜ」を貼った後にも相手を一撃で倒すことが
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【シーズン1WCSレート最終35位/京オフ準優勝】トゲデマルウォーグルレヒレ[VGC2017]
mashと申します。僕はVGC2016のルールにおいてはほとんど自分で納得いく構築が組むことが出来ず、構築を組めないことにコンプレックスを抱いていました。今回の構築はそんな自分のコンプレックスをある程度払拭してくれたオリジナルの構築になります。
成績
京オフ準優勝
最高レート WCS1957 この時私は世界一のトゲデマルプレイヤーになっていたかもしれない
最終レート WCS1953 35位
構築経緯
構築のスタートとして、ましゅオフでの経験からカプ・コケコやテッカグヤの採用率とそれに見合った凶悪な性能を実感しました。そしてそれに対するメタとしてトゲデマルというポケモンが非常に刺さっていると考えたため使うことに決めました。
さらに私がこのルールを観察している中で、
①耐久と火力のバランスが非常に優れていて、なおかつフィールド下においてぶっ壊れた性能を誇るカプ・シリーズからフィールドを取り上げることができるカプ・レヒレが「こだわりメガネ」を持つことで非常に安定したダメージ源となるということ、 ②このルールはZ技などの存在から上から攻撃を通し続けることが必要で、そのためにはS操作出来るポケモンが必須 |
上記の2点を考えたためこの事を構築に盛り込むことにしました、トゲデマル自身「ほっぺすりすり」という麻痺技をバラまくことが出来ますが、構築を組む時点でカプ・レヒレが流行り始めていたため、別のポケモンにS操作を任せ、トゲデマルにはサポートに回ってもらうこととしました。
トゲデマルと組み合わせるS操作手段を考えたときに、前途の理由の通り麻痺は採用できない。「トリックルーム」はトゲデマル自身が早いポケモンであるため採用できない。構築を組んでいた時期にたくまるというプレイヤーがトゲデマルレヒレという私が組みたいジャンルの構築を組んでいて、その構築にも「おいかぜ」が入っておりマッチしているように思えたため「おいかぜ」を使うことを決めました。
しかしトゲデマルでサポートしながら「おいかぜ」をしようとなると、「おいかぜ」をした後制圧力を高めないと相手のポケモンを倒すまたは体力を削る前に「おいかぜ」が切れてしまうためある程度「おいかぜ」要員にもパワーが求められます※1。
そこで「ヒコウZ」を持ったウォーグルであれば、「おいかぜ」を貼った後にも相手を一撃で倒すことが期待できると思ったので、トゲデマル、カプ・レヒレ、ウォーグルの組み合わせで構築を組み始めました。
その他の3体については個別解説にて採用理由を説明したいと思います。
※1 たくまるさんはバルジーナを採用していて、トゲデマルのサポート込みで「おいかぜ」を貼ることを考えていなかったと思われるため問題なかった。公開されたたくまるさんの構築からはトゲデマルが抜けていた。
個別解説
トゲデマル
技 : ねこだまし アンコール びりびりちくちく ニードルガード
持ち物: ふうせん
特性 : ひらいしん
性格 : ようき
努力値: H116 A132 B4 D4 S252
実数値: 155-135-84-*-94-162
D : カプ・テテフ(フィールドなし)の「サイコキネシス」確定2発耐え
S : 最速
このポケモンの優れている点は「ねこだまし」や『ひらいしん』で味方のサポートが出来るだけではなく、そこそこ優れた攻撃性能を持っていることです。
「ねこだまし」は採用理由なので必須、「びりびりちくちく」は一定のダメージが期待できる上ひるみ率3割を誇る優秀な技です。Z技が横行するため「まもる」が重要な環境では「アンコール」は非常に強い技になっています。最後の枠は「どくづき」などでカプに強くすることも考えましたが、「ニードルガード」によってこのポケモンを残すことでラストのテッカグヤに対する打点や、一度引いて再度出して「ねこだまし」をする動きを行いやすくする方が良いと思いました。
持ち物の「ふうせん」はガブリアスとの組み合わせで「じしん」を打ちながら自身も行動する動きがとても強く、この選択が今の所ベストアンサーだと思います。少し耐久に振っていることで一発耐えることを期待していましたが、結構残ることが多いのでASでもよいかもしれません。
ウォーグル
技 : ブレイブバード おいかぜ ばかぢから まもる
持ち物: ヒコウZ
特性 : まけんき
性格 : ようき
努力値: H4 A252 S252
実数値: 176-175-95-*-95-145
「おいかぜ」要員として採用。プテラやバルジーナとの違いは「おいかぜ」を打った後即攻撃に転じることができることです。「ブレイブバードZ」を耐えうるポケモンは現環境では多くなってしまいましたが、味方との連携などで相手を倒していきます。
『まけんき』もトゲデマルがウインディに弱いので良い組み合わせとなっています。この枠はファイアローでも成り立つかもと思っていましたが、『まけんき』の存在が想像以上に大きく、ウインディもこの構築を使った当初よりも遥かに増えたためこのポケモンが最適だと思っています。
ファイアローの方の利点としては、この構築で苦手となっているカミツルギを倒しやすい点くらいだと思います。今回はAS振りで採用いたしましたが、「こだわりハチマキ」ウインディなどが現れたために有利を取りづらくなっているため、ある程度耐久に回した方が良いと考えます。調整案も既に作成済みで、またウォーグルを使った構築を紹介するときに書こうと思います。
カプ・レヒレ
技 : ねっとう マジカルシャイン ムーンフォース だくりゅう
持ち物: こだわりメガネ
特性 : ミストメイカー
性格 : ひかえめ
努力値: H236 C252 S20
実数値: 175-*-135-161-150-108
S : 最速ガラガラR+2
強力な全体技要因として採用。高い耐久から安定した火力が出せます。「おいかぜ」下でこのポケモンの全体技と他のポケモンの単体技で一気に押し込むのが当初イメージしていた構築の勝ちパターンでしたが、後程紹介する理由から単体技の「ムーンフォース」や「ねっとう」で一匹を仕留める動きをすることが多くなりました。現状採用した攻撃技は全部ほしい上、きっちり全ての技を押すため変更が難しいです。イーブイドーブルのための「くろいきり」など欲しい技は多いので悩んでいます。切るとしたら「ねっとう」だと思います。
ガブリアス
技 : じしん いわなだれ ほのおのキバ どくづき
持ち物: こだわりスカーフ
特性 : さめはだ
性格 : いじっぱり
努力値: H4 A252 S252
実数値: 184-200-115-*-105-154
VGC2017最強のポケモンでありこの構築のMVP。トゲデマルがいるとはいえ、完全に対策しているとはいえず打点もないカプ・コケコを見るために採用しました。
これもまたたくまる選手がスカーフガブリアスを採用していて、一緒に研究をしている友人がこのポケモンはたくまる選手の構築の中心だと主張していたため、「こだわりスカーフ」ガブリアスを採用しました。
その選択は大正解で、カプ・コケコだけでなく様々なポケモンを破壊することができた上に、私の構築に「じしん」が通らないポケモンを倒しきり最後にスカーフガブリアスを投げて勝ちという強力な勝ち筋が生まれました。あまりにも「じしん」が刺さっているためにフェアリーが多くても最強ポケモンだと思っています。
トゲデマルの「ふうせん」によって「じしん」を打ちながら「ねこだまし」、「びりびりちくちく」、「アンコール」とどの動きも強いです。「じしん」を通せば勝ちのルールなので、いろんなポケモンに「ふうせん」を持たせる価値があると思っています。
スカーフガブリアスが「おいかぜ」構築に入っているのもポイントで、例えば相手が「おいかぜ」をやり過ごした後、例えばカプ・コケコを使っているプレイヤーはほぼコケコの技を通せると思い行動してくることでしょう、技に関しては現環境で必要な技を選択するとこうなりました。
カミツルギ
技 : リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ みきり
持ち物: きあいのタスキ
特性 : ビーストブースト
性格 : ようき
努力値: H4 A252 S252
実数値: 135-233-151-*-51-177
上記4体だとレヒレでフィールドを取れるとはいえテテフ入りの構築に強くないため採用。当初はそこまで出すつもりはなかったですが、「おいかぜ」で相手の場を荒らした後の掃除役としてガブリアスとの選択が可能になったこと、大流行しているカプ・レヒレに対しても強くなることなどからかなりこの構築とマッチしていました。
かつては「とつげきチョッキ」型が流行していましたが、カミツルギが大流行してミラーが頻発すること、「まもる」を打ちたいなどを考えると厳しい選択です。霰パに強引にカミツルギを組み込む、「きあいのタスキ」を他のポケモンを持たせているとかでなければ、「とつげきチョッキ」を採用することは控えるべきだと思います。
このポケモンが他に持つとしたら流行を始めたスカーフカプ・テテフに対する「こだわりスカーフ」、もしくはガブリアスを一撃で倒せる「クサZ」でしょう。技構成に関してはほとんどの相手に対して有利が取れるテンプレ構成にしました。
コータス
技 : ふんか かえんほうしゃ ソーラービーム クリアスモッグ
持ち物: とつげきチョッキ
特性 : ひでり
性格 : れいせい
努力値: H252 C252 D4
実数値: 177-*-160-150-91-22
「トリックルーム」対策、他天候対策の重要なカードとして採用。天候の中でも特に霰構築に対してはほぼ必ず選出します。これによりカミツルギが霰によって「きあいのタスキ」を失うことを防げるからです。トリル対策なら他のポケモン(例えば天候も取れるギガイアス)もいいのではないのか?と聞かれましたが、上記の4体で物理型のポケモンが4匹で特殊方面はカプ・レヒレに一任する形となっています。
UBなどの種族値が極端なポケモンも登場したこのルールでは物理と特殊のバランスは特に重要となってくるでしょう。「ふんか」は「トリックルーム」を撃たれた際、一気に巻き返すために必要。「ソーラービーム」はトリトドンを倒すために必要。「ねっぷう」ではなく「かえんほうしゃ」にしている理由としては、オニシズクモやギガイアスなどの強力なトリルアタッカーが「ワイドガード」を持っていることが多いためです。最後の枠はカビゴンやイーブイに打つ「クリアスモッグ」としました。持ち物の「とつげきチョッキ」は晴れ下でも特殊水ポケモンの攻撃で半分以上ダメージを食らっているようじゃ雨対策にならないからです。
基本的な選出と立ち回り
追い風展開
先発
後発 /
相手が2体同時にウォーグルを一撃で倒せるポケモンを選出しないと判断出来る場合にこの選出をします。「おいかぜ」を打ってカプ・レヒレで暴れて、ガブリアスorカミツルギでお掃除して勝ちです。今ではトゲデマルのサポートありでもウォーグルを維持するのが困難な構築が多くなったため、あまりこの選出は行わなくなりました。
高速アタッカー2体展開
先発
後発 相手によって調整
「おいかぜ」が決まらないと判断した場合は先発に高速アタッカーのどちらかを投げつつ相手を削りもう一体の高速アタッカーでゲームエンドを狙います。レート終盤ではこの出し方をすることが非常に多くなりました。
対カプ・テテフ入り
先発
後発 //
トゲデマルが「ねこだまし」を初手で打てないので後発かもしくは出さない判断をしましょう、初手でカプ・レヒレを出してフィールドを奪います。カプ・レヒレに「エスパーZ」が飛んでくることも多くあるので「おいかぜ」を使う、トゲデマルで受けるなどの対策をしてください。トゲデマル自身はカプ・テテフにはかなり強いので「びりびりちくちく」でゴリ押すことも大事です。現状最もアドリブが必要になる相手で難しい(そこまで負けてはないので苦手ではないが難しい)。
対霰(キュウコン型)
先発
後発 /
キュウコンの「ふぶき」がウォーグルを一撃で落とせないためこのような先発となります、最近はカプ・レヒレが一緒に入ってるパターンが多いため、カミツルギをお掃除役にすることが多いです。相手の構築にガブリアスが入っている時はコータスを出さずカミツルギ、ガブリアスと出すパターンもあります。
対霰(バイバニラ型)
先発
後発
バイバニラの「ふぶき」はウォーグルを倒しかねないため、コータスで相手に負荷を与えて立ち回ることになります。カプ・レヒレに「フリーズドライ」が飛んできますが2発くらいは耐えるのでその間に技を通しましょう、超高速アタッカー2体を出してゲームエンド。
対トリル
先発
後発 +何か
相手に「トリックルーム」を撃たせてもいい場面と撃たせてはいけない場面をしっかりと見極めましょう。「トリックルーム」を撃たれる前にどれほどアドバンテージを取れるかが重要になってきます。ヤレユータンとかなら「ヒコウZ」を使って倒しに行くことが多く、ポリゴン2とミミッキュは倒しきれない方が多いのでコータスを投げる方がいいです。
反省点
①トゲデマル&ウォーグルの並びに安定感がない
当初はウォーグルの「ヒコウZ」でガブリアスが落ちる思っていたためにかなりのパターンで出していたこの先発も、
・ウインディの物理型が流行し、ウォーグルを一撃で落としてくる
・以前より追い風構築が増加した
・キュウコンとテテフが入っている構築が異様に増えた
などが挙げられた結果、この先発パターンで選出することはかなり稀になりました(レート上位の環境が中位の環境と異なっていることも影響しているかもしれない)。
しかしそれぞれ他のポケモンとのシナジーはあったため様々な先発を実行でき、なんとか最後までレートを高めることに成功しました。
②カプ・レヒレのパフォーマンスを生かせていない
この構築のカプ・レヒレは当初は「おいかぜ」下での火力押し込み要因だったものの、前途の通り「おいかぜ」展開を決めるのが難しくなったため、カプ・コケコのフィールドを奪ったり、ガブリアスを倒すなどの仕事が中心となった。『いかく』を巻いたり、キュウコンの「オーロラベール」などで耐久を高めてこそ、このポケモンの真価が発揮されるとわかったが、この構築に組み込むことは出来ていなかった。
③コータスの動かし方がシビア
キュウコンを筆頭に霰ポケモンが大量に増えたため活躍する場面も多かったですが、大体の構築にガブリアスが入っていたため最後コータスvsガブリアスとなって負けの場面が非常に多かった。全体的にこの構築はガブリアスの処理が遅めとなってしまっているのも大きな反省点といえるでしょう、後「クリアスモッグ」はほとんど機能しなかったため別の技を用意するべきでした。
④カミツルギきつすぎるという問題
コータスは前途の通りよっぽどでないと出すべきではないし、ガブリアスのスカーフ「ほのおのキバ」、トゲデマルの「ニードルガード」、ウォーグルの「ヒコウZ」を駆使しないとこのポケモンを攻略できなかった。選出もかなり狭められてしまう問題点があります。
⑤すごく運ゲーする
これに関しては反省点というよりこの構築の長所であるのですが、「びりびりちくちく」、「いわなだれ」、「だくりゅう」、「ムーンフォース」、「ほのおのキバ」、「リーフブレード」と追加効果で一気に有利を取れる技が非常に多いため、「ミストフィールド」が貼っている状態でも運を絡める展開が可能です、ですので反省点としましては運ゲーを仕掛けた人々に軽く頭を下げたいという感じです。ですが追加効果の多い構築は立派な長所ですので覚えておいてください。
対戦記録
最も印象に残っている試合として、京オフ準優勝のたくまるさんとの対戦を挙げたいと思います。先ほどから紹介している通り、この構築はたくまるさんの影響が凄く大きい構築となっているためにマッチングが決まった際はとても感動しました。バトルビデオに関してはアップデートの関係からか消えていたので、曖昧な記憶から書き記したいと思います。
初手
たくまるさん バルジーナ、ガブリアス
私 ウォーグル、トゲデマル
「おいかぜ」構築同士の対決になると相手の「おいかぜ」を阻害して、自分の「おいかぜ」を通すことが重要になります。ファイアロー、エルフーンといった先制で「おいかぜ」を打てるポケモン以外には、「ねこだまし」で相手の「おいかぜ」を阻害して自分の「おいかぜ」を通すことが強いので私はこの先発にしました。
1手目
トゲデマルが「ねこだまし」をバルジーナへ、ガブリアスが「いわなだれ」でウォーグルにダメージを与えつつ、トゲデマルの「ふうせん」を割るもののウォーグルの「おいかぜ」が成功。
2手目
トゲデマルがバルジーナ方向に「びりびりちくちく」、ウォーグルが「ヒコウZ」でガブリアスを落とす。※2
しかしバルジーナに「おいかぜ」を許してしまう。この場面はガブリアスを落とせたものの私の大きなミスであり、明らかにトゲデマルの「びりびりちくちく」とウォーグルの「ヒコウZ」でバルジーナを落としきり「おいかぜ」を撃たせないのが良かった。
そこからの攻防は覚えていないが、「おいかぜ」を許したことでたくまる選手にガブリアスを落とした有利をひっくり返され不利な展開に陥った。
※2 当時は落とせると信じて打ちましたが、後日改めて計算すると無振りガブリアスでも乱数3割ほどでしか落ちないことが判明したためかなりハイリスクな選択であった。
最終局面
たくまる バルジーナ カミツルギ 裏あと1
私 カプ・レヒレ カミツルギ 裏0
この局面は私はカミツルギの同速に勝ってカミツルギを落とした上で、レヒレでバルジーナを倒して裏を倒さないといけない厳しい勝ち筋しかなかったように見えた。
しかしたくまる選手はカミツルギをスカーフで運用していたことが後に判明し、「リーフブレード」で技を固定されてカミツルギを倒せなくなることを嫌って「せいなるつるぎ」を私のカミツルギに打ったが「きあいのタスキ」で耐える。そして返しの「せいなるつるぎ」をカミツルギに打って倒す、横のカプ・レヒレが横のバルジーナを倒して1vs2の状況を作った。たくまる選手の最後のポケモンはカプ・レヒレだったため、カミツルギで倒して辛くも僕が勝利しました。
総評
色んな課題はありましたが、1957まで到達できたことは非常に嬉しく、またほぼ1年振りにオフで準優勝という結果を残すことができました。この構築はギミックまで自分で考えて使えたのが非常に良かったです。構築を組む楽しさを味わえました。
トゲデマル、ウォーグルといったポケモンはあまり使われていませんが非常に強いため今後も開拓していこうと思います、実は次のトゲデマル&ウォーグルの案を既に考えていて、しっかり詰めてまた発表できたらいいなと思います。
それではまたシーズン2のWCSレート、オフ、及びJCSでお会いしましょう!
mash
もう負けません、ポケモン(第3回北河内オフ優勝,第2回大正義オフベスト4)/競馬/サイクルロードレース/LOL(得意チャンプAshe,poppy) [Twitter]@mash_arrow
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