【バトルロードグロリア2017全国大会：7位】レヒレジーナエンニュート[VGC2017]

バルドル│2017.4.3

成績

バトルロードグロリア2017全国大会：7位

構築経緯

エンニュートについて

エンニュートはポケモンバンク解禁時に「ねこだまし」を得て一時期話題になりましたが、役に立たない特性と耐久面の低さからウインディやウツロイドの陰に隠れがちです。
そのエンニュートを今回使ってみようと思った動機はいくつかあります。
一つ目は対カプ・コケコ。
最近のカプ・コケコは火力を上げるために控えめの準速にしたり、Sを落として耐久調整しているものも見かけるようになっており、それならば最速エンニュートで抜いて縛ることができます。
実際、グロリア全国大会一戦目では相手のカプ・コケコよりもこちらのエンニュートの方がSが速く、上から縛って有利に立つことができました。
二つ目は対カミツルギ。
グロリアLCを観戦していても感じたことですが、マッチ戦においてのカミツルギは奇襲性が落ちることなどから「こだわりスカーフ」は使われにくく、反対に「クサＺ」や「カクトウＺ」が多用される傾向にあります。
ウインディで「いかく」してもこれらのＺ技は凌ぎ難く、「つるぎのまい」や「ビーストブースト」を絡めた「カクトウＺ」ならウインディ自身ですら突破されかねません。
一方、エンニュートにとって「こだわりスカーフ」の無いＺ持ちカミツルギは上から縛りやすく、非常に戦いやすい相手です。
したがってマッチ戦環境ではウインディよりもエンニュートの方がカミツルギの処理に長けていると思いました。

構築の軸であるレヒレジーナは耐久がある代わりに素早さが遅く、上を取られて殴られる展開が厳しめだったため、
素の素早さが高くカミツルギやキュウコンRに圧力をかけられ、「ねこだまし」も使えるエンニュートは構築の補完に最適でした。

ハガネＺトゲデマルについて

サポートの印象が強いトゲデマルですが、ASの種族値が高いため、タイプ一致の鋼技さえあればカプ・テテフやギガイアスにも圧力をかけられると思いました。
「アイアンヘッド」も「スマートホーン」も習得不可なこのポケモンにとって唯一のまともな鋼攻撃技が、「ジャイロボール」ベースのハガネＺ技、「ちょうぜつらせんれんげき」です。威力は160。
ボーマンダや霊獣ランドロスが「そらをとぶ」ベースのヒコウＺで無理やりタイプ一致攻撃を得るのと同じ感覚ですね。
カプ・テテフやブルルはもちろん、192-150ギガイアスも確定で落とすことができ、ほぼ警戒されないことから奇襲性は非常に高いです。

サブウェポンとしてもこの技は有用。
攻撃手段が「びりびりちくちく」のみのトゲデマルは…

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バルドル

ポケモンダブルバトル勢。WCS2014・2015日本代表。 2014年-全国2位・世界20位、2015年-全国3位・世界25位。がにゅーオフ主催 VGC2014 - Japan Nats runner-up and Worlds 20th. VGC2015 - Nats top4 and worlds 25th. twitter→@barudoru