【北陸オフ3位】 ライバニラ[VGC2017]
成績
北陸オフ: 3位
構築経緯
ダブルバトルに古来から伝わるイージーウィン戦術である”ねこだまし+高火力全体技”をVGC2017でやろうとし構築をスタート。
「ねこだまし」役はエレキフィールド下でこのルール最速の「ねこだまし」使いとなるライチュウR(+カプ・コケコ)を選択し、その相方にはライチュウRのメインウエポンの電気技と攻撃面での相性が非常に良く特性『ゆきふらし』からタイプ一致必中吹雪が撃てるバイバニラを選択しました。霰カプ・コケコライチュウRの補完にテッカグヤ+トリトドンを入れるのはEuropean International Championshipsでげべぼさんが使用した構築を参考にしました。
個別説明
カプ・コケコ
技 : 10まんボルト マジカルシャイン ほうでん まもる
持ち物: いのちのたま
特性 : エレキメイカー
性格 : おくびょう
努力値: C252 D4 S252
実数値: 145-*-105-147-96-200
後出しからの掃除役として扱います。なので持ち物には縛れる範囲を広げられる「いのちのたま」が最も適していると判断しました。
構築にガブリアス、トリトドンといった地面タイプのポケモン及びライチュウR、バイバニラに守るを採用していることもあり「ほうでん」が撃ちやすくこの3ウエポン構成が“後発カプ・コケコ”の最も強い型だと思っています。
ライチュウR
技 : 10まんボルト サイコキネシス ねこだまし まもる
持ち物: アロライZ
特性 : サーフライド
性格 : おくびょう
努力値: B4 C252 S252
実数値: 135-94-71-147-105-178
B: A178ウインディの鉢巻「しんそく」確定耐え
主に初手でバイバニラと並べます。
「ねこだまし」でバイバニラの「ふぶき」を通す補佐をするか、Z技でバイバニラの攻撃が通らない炎タイプや水タイプのポケモンを削りにいくか二通りの動きがあって柔軟に動けるのが強いです。
またライトニングサーフライドでの確定麻痺も言わずもがな強く、処理しきれなかったウインディに麻痺が入ることによって後発のテッカグヤが動きやすくなったりします。
「アンコール」を採用しているライチュウRが多いように感じますが今作ではZ技の仕様により「アンコール」が裏目に出るケースが発生したり、強者には非常に警戒され決まらないことも多くあり採用を見送りました。その代わりにフィールドの奪い合いが多発する現環境で盤面を整えるのに重宝する「まもる」を採用しました。
バイバニラ
技 : ふぶき フリーズドライ こおりのつぶて まもる
持ち物: きあいのタスキ
特性 : ゆきふらし
性格 : ひかえめ
努力値: B20 C236 S252
実数値: 146-106-105-176-115-131
A:B116ガブリアスに「こおりのつぶて」+霰ダメ+「こおりのつぶて」でダメージ187~
B:A172ベトベトンRの「はたきおとす」+「かげうち」確定耐え
C:11n
D:C161「いのちのたま」カプ・コケコの「マジカルシャイン」超高乱数2耐え
S:準速(最速ペリッパー+3)
キュウコンRと違い高いCから「ふぶき」が撃てることが魅力です。このルールの鋼タイプのポケモンはカミツルギやテッカグヤといった氷技を等倍で通してしまうポケモンが採用されることが多いので、受け出し時に霰のスリップダメージ込でかなりのダメージ量を蓄積させることが可能です。
ライチュウRやガブリアスの横に並べると地面や飛行タイプの後出しを牽制できて「アロライZ」、「ジメンZ」が不発になることが軽減される狙いもありました。
また霰のスリップダメージにより襷を潰したり、カミツルギやカプ・テテフといったスカーフ持ちのポケモンを炙り出すことができたのが非常に良かったです。
ガブリアス
技 : じしん どくづき かえんほうしゃ まもる
持ち物: ジメンZ
特性 : さめはだ
性格 : ようき
努力値: A140 D156 S212
実数値: 183-168-115-90-125-163
A:H191-B150ギガイアスをダブルダメ「じしん」で確定2発
D:C182カプ・テテフの「ムーンフォース」15/16耐え
S:最速トゲデマル抜き
コケライバニラで辛いガラガラR、ギガイアス、コータス、ウインディ、ベトベトン、トゲデマルに件並強く出れるため採用。ライチュウRの裏選出かつドラゴン技を切っていることもあり今回は非最速型で使ってみましたがガブリアスの型は変更の余地がある気がします。
テッカグヤ
技 : ヘビーボンバー タネばくだん かえんほうしゃ じしん
持ち物: とつげきチョッキ
特性 : ビーストブースト
性格 : いじっぱり
努力値: H180 A148 B4 D108 S68
実数値: 195-154-124-114-135-90
A:11n A-1「ヘビーボンバー」でH145-B96カプ・テテフ確定一発
B:A205ギガイアスの「ストーンエッジZ」7/8耐え
D:C147カプ・コケコの眼鏡「10まんボルト」15/16耐え
S:麻痺の入ったS178以下のポケモン抜き
地面の一貫を切ったり、構築全体で重いカミツルギやカプ・テテフに後出しするために採用。
撃ち合いに強くなるように「とつげきチョッキ」を持たせました。
構築全体でクワガノンがかなり重いのであまり使わない「タネばくだん」を切って「いわなだれ」や「ストーンエッジ」を採用してもいいかもしれません。
トリトドン
技 : どくどく(じわれ) クリアスモッグ じこさいせい ねっとう
持ち物: オボンのみ
特性 : よびみず
性格 : ひかえめ
努力値: H236 B120 C28 D124
実数値: 216-*-102-127-119-44
B:A154テッカグヤの「タネばくだん」15/16耐え
C:H143-D101エンニュートを「ねっとう」で確定一発
D:サイコフィールド上C147ライチュウRの「サイコキネシスZ」15/16耐え
C161「こだわりメガネ」カプ・コケコの「くさむすび」15/16耐え
S:最遅ガラガラR-1
スタンダードな構築には上5体で十分対応できるのですが、どうしても重いのがトリル軸のガラガラR、オニシズクモ、「のろい」カビゴン、(ポリゴン2)といった面子だったのでそれらに対抗するべくトリトドンのデザインは「クリアスモッグ」+「どくどく(じわれ)」型が丸いと思いました。北陸オフでは結局「どくどく」型で臨みましたが、
「どくどく」だとカビゴンやポリゴン2にほかの状態異常が入ると役割を遂行しにくいことやカプ・レヒレがいたときのムーブの狭さも考えると「どくどく」よりも「じわれ」でいくべきでした。
参考資料
【イッシュダブル】バイバニラパーティ – バルドルのなみのり日記
QRレンタルチーム
リグナ
ポケモン/全国ダブル/Cカップ優勝/第1回北陸オフ優勝/第10回富山オフ優勝/第3回北陸オフ優勝/大正義オフ優勝 楽しくポケモンしましょう(*^-^)/ イカも嗜みます ウデマエ最高S+85 【twitter→@riggna_poke】
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