※この記事は投稿者のブログMelee Destructionの記事をアレンジしたものとなっています。

こんにちは。めがねです。

みなさん「逆転劇」繰り広げてますか？僕は今度人生の逆転をかけてラーメン屋開こうと思ってます。

登場人物

Amsah…アムステールダム出身のDXプレイヤー。緑カラーのシークをメインにしており、2016年の世界スマブラDXランキングでは58位と、ArmadaやLeffenに続きヨーロッパを代表するプレイヤー。名前は似ているが日本のaMSaとは異なる人物。

逆転劇とは

試合が盛り上がる条件というのは大きくわけて2つ。ひとつは「王者が陥落するとき」そしてもうひとつは「ありえないような逆転劇を見せられたとき」です。

試合中、自身のストックが残りひとつともなれば俄然集中力も増してくるもの。 1ストック対2ストックは1ストック側が有利といった冗談もあるほどです。

かといって、そこから逆転して勝利をおさめることは容易ではありません。プレイヤーの気力と底力が試される不利的状況に打ち勝った暁には、観客の熱い歓声がプレイヤーを待っています。

「常にラストストックだと思って挑め。」と先人たちは言いますがそれを実行できるのは並大抵のことではありません。過去にはMew2kingも背水の逆転劇を見せてくれました。

以下のリンクはスマブラDXの復活と題された試合に相応しい試合内容となっています。

あの一戦を振り返る

Amsah（シーク）vs EK（マルス）

スマブラDXには数多くの逆転劇が存在しますが、この試合はその代表的な試合と言っても良いでしょう。

2006年夏、ヨーロッパで開催されたRoS3という大会で2人のプレイヤーが出会いました。ひとりはマルス使いことEK。そして、もうひとりが逆転劇を繰り広げたシーク使いAmsahです。試合が始まり、まず最初に1ストックを先制されたAmsahはこう語っています。

「あれは大会のグランドファイナルのことだった。最初に1ストックを取られたけど、それはまあよかったんだ…。」

しかしEKの流れは止まりません。そのまま2ストック目まで奪取します。

「ま、まあまあ。いいんだ。まだ全然いける。先制されたけどまだ逆転できる感じだった。」

ノリに乗ったEKはそのまま3ストックまで奪取してしまいます。

「その時の僕はひたすら4タテは嫌だという気持ちだった。今までだってされたことないのに…。4ストック取られそうな上に録画されていて、残り1ストしかないのにEKが俺にコンボするんだよ（笑）」

「その時の僕の頭の中はパニック状態でもうこんな感じよ。」

※こんな感じ

「ポーカーフェイスだけど頭はマジかよ！って感じだった。1ストック取ったけど、動画を見てもらえればわかる通り崖に向かって走ってる。もう自滅しようかと思ったよ。その時に気が付いたんだけど、彼は俺を倒そうとしてるんだけど、彼が冷静さを欠いてることに気づいたんだ。」

確かに、EKは冷静さを欠いていたのか、後隙の大きいマルスの横スマッシュを多めに振っていました。ここからAmsahの怒涛の逆転劇が始まります。

「自分が冷静になってくうちになんとか１ストック取ることができた。取り戻した瞬間はまあいい感じだった。崖際で彼をとらえてコンボが入ったんだ。空前で外に出した時ひらめいた。さてはこいつ頭の中ぐちゃぐちゃだな。と。」

「これは勝てると気が付いたんだ。対戦してると相手が焦っていると確信が持てた。」

試合の流れは完全にEKからAmsahへ移り、スマブラDX史上屈指の逆転劇がなされようとしています。

「最後の方はもうパニクってて心境がぐちゃぐちゃなんだけど、彼の立ち回りはよかったのに崖のぼり攻撃（一番最悪な選択肢）をしてきたんだ。そこに空前を当てにいったのよ。」

「試合中、彼の顔をちらっとみたら、こんな感じ。」

※こんな感じ

「彼が唖然としてるし笑ってしまったよ。彼は友達だけどその時の彼を見たときは精神を崩壊させたかもしれないと思ったね。振り返ったら観客や友達に抱きつかれていた。もしあの時4タテされていたら放心状態になっていたのは僕だろうね。」

「このゲーム、何が起こるかわからないよ。」

翻訳元動画